今日はWavesのVSTプラグイン「X-Click」を紹介します。
ヒバリ……レコードを取り込んだ音源に「プチッ」ってノイズが入る。消せる?



X-Clickの出番だね。クリックノイズ除去の専用機で、操作は実質スライダー2本だけ。取り切れない細かいパチパチは姉妹製品のX-Crackleと分担するのが公式推奨の流れだよ。
この記事では、X-Clickの仕組み・基本の使い方・Xシリーズの使い分けまでをまとめます。
X-Clickの概要・特徴
X-Clickは、アナログレコードの「プチッ」というクリックノイズや、デジタル系の鋭いスパイクノイズを除去する専用プラグインです。公式ページでは、78回転のSPレコードや通常のアナログレコードの処理、デジタルスイッチングやクロストーク由来のスパイク波形の除去が例示されています。倍精度ビット解像度処理で、リアルタイムのトラックインサートに対応します。
調整スライダー(2本)
公式曰く「たった2つのスライダー」。クリックの検出と除去の深さを調整する。
Visual Scope
クリックの強さを視覚的に表示。どこでノイズが出ているかを目で確認できる。
Audio/Differenceモニター
処理後の音(Audio)と、除去された成分だけ(Difference)を切り替えて聴き比べられる。
基本の使い方


- ノイズを取りたいトラックにX-Clickをインサートします。
- 再生しながらVisual Scopeでクリックの出方を確認します。
- スライダーを少しずつ上げ、「プチッ」が消えるポイントを探します。
- Differenceモニターに切り替え、除去されている成分に音楽成分が混ざっていないか確認します。
- 残った細かいパチパチは、次段のX-Crackleに任せる前提で、ここでは深追いしない設定に留めます。
Xシリーズの使い分け
| 製品 | 得意なノイズ |
|---|---|
| X-Click(本記事) | 単発の大きめな「プチッ」(クリック) |
| X-Crackle | 数サンプル単位の細かい「パチパチ」(クラックル) |
| X-Hum | 「ブーン」という電源ハム・ランブル |
| X-Noise | 「サー」という定常ノイズ(ヒスなど) |
レコード復刻では、大きなクリックをX-Clickで取ってから、第二段階としてX-Crackleで細かいパチパチを整理するのが公式の想定する流れです。
よくある質問
Q. X-Crackleとの違いは?
対象のノイズの大きさが違います。X-Clickは単発で目立つクリック、X-Crackleは発生箇所の数サンプルにだけ現れる繊細なクラックル担当です(公式説明)。両方残っている場合は先にX-Click、仕上げにX-Crackleの順です。
Q. かけすぎるとどうなる?
ドラムのアタックなど短い音楽成分までクリックと誤検出され、音のエッジが鲍ります。Differenceモニターで削っている成分を確認しながら、必要最小限の設定に留めましょう。
Q. いくらで買える?
定価は22,660円ですが、Wavesはセールが非常に多く、2026年8月確認時点では6,160円でした。現在の価格は下記の公式ページで確認してください。
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