今日はWavesのVSTプラグイン「X-Crackle」を紹介します。
ヒバリ……X-Clickをかけたのに、まだ細かいパチパチが残ってる。なんで?
この記事では、X-Crackleの仕組み・基本の使い方・Xシリーズの使い分けまでをまとめます。
X-Crackleの概要・特徴
X-Crackleは、アナログレコードの表面傷から生じる低レベルのトランジェント=細かい「パチパチ」(クラックル)を除去する専用プラグインです。公式ページでは「クラックルはより繊細で、クリックとは異なり、発生したエリアの数サンプルにのみノイズを引き起こします」と説明されています。倍精度ビット解像度処理で、リアルタイムのトラックインサートに対応します。
調整スライダー(2本)
クラックルの検出と除去の深さを調整する。
周波数ベースのVisual Scope
ノイズの出方を周波数表示で確認できる。
Audio/Differenceモニター
処理後の音(Audio)と、除去された成分だけ(Difference)を切り替えて聴き比べられる。
基本の使い方


- 先に大きなクリックをX-Clickなどで処理しておき、その後段にX-Crackleをインサートします。
- 再生しながらVisual Scopeでパチパチの出方を確認します。
- スライダーを少しずつ上げ、クラックルが気にならなくなるポイントを探します。
- Differenceモニターに切り替え、除去成分に音楽のディテール(ハイハットなどの高域)が混ざっていないか確認します。
- バイパスと聴き比べ、質感が不自然にならない範囲で仕上げます。
Xシリーズの使い分け
| 製品 | 得意なノイズ |
|---|---|
| X-Crackle(本記事) | 数サンプル単位の細かい「パチパチ」(クラックル) |
| X-Click | 単発の大きめな「プチッ」(クリック) |
| X-Hum | 「ブーン」という電源ハム・ランブル |
| X-Noise | 「サー」という定常ノイズ(ヒスなど) |
公式は古いレコードの修復用途で、X-NoiseやX-Clickでの処理後の第二段階としてX-Crackleを使う流れを案内しています。大きなノイズから順に取るのが鉄則です。
よくある質問
Q. X-Clickとどちらを先にかける?
先にX-Clickで大きなクリックを取り、仕上げにX-Crackleで細かいパチパチを整理する順が公式の想定する流れです。大きなノイズが残ったままだと、クラックル側の検出が引っ張られてしまいます。
Q. かけすぎるとどうなる?
クラックルと同じく瞬間的な成分である高域のディテールまで削れ、音が丸くなります。Differenceモニターで除去成分を確認しながら、必要最小限に留めましょう。
Q. いくらで買える?
定価は22,660円ですが、Wavesはセールが非常に多く、2026年8月確認時点では6,160円でした。現在の価格は下記の公式ページで確認してください。
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