今日はWavesのVSTプラグイン「Smack Attack」を紹介します。
このプラグインはトランジェントシェイパーと呼ばれる種類のプラグインで、サウンドのアタック部分やサステイン部分の波形を編集することで、音にパンチ感を与えたり、ソフトに抑えたりすることができます。
目次
Smack Attackでできること(概要)
プラグインの特徴が3分で分かる動画を作りました。
Smack Attackの使い方
では早速各パラメーターの動きを紹介いたします。
各パラメーターの挙動
スクロールできます
パラメーター | 内容 |
---|---|
波形画面の見方 | 青:波形 緑:アタックコントロールが反応する閾値 黄:サステインコントロールが反応する閾値 橙:ゲイン量 |
Attack | アタックのゲイン量 |
Sustain | サステインのゲイン量 |
Sensitivity | それぞれのコントロールが反応する閾値(縦)の調整 |
Duration | それぞれのコントロールが反応する時間(横)の調整 |
Output | 出力レベルの調整 |
Mix | エフェクトのかかり具合の調整 (Dry:Wetのブレンド量調整) |
Guard | Limit:リミッターのオン(-0.1dBfs) Clip:クリッパーのオン(-0.1dBfs) |
パラメータ(コピー用テキスト)
デモ音源
例えばドラムの音色選びの際、音自体は楽曲に合っているのに、余韻が無駄に長かったり、逆にとてもタイトで味気ない場合などがあります。
そんな時は遠慮なくこのプラグインを指して、調整をしてしまいましょう。
今回はスネアドラムの余韻を伸ばしたかったため、簡単に以下の設定で行いました。
オレンジの線がゲインを表しており、青の波形を見ると、アタック部を避けて余韻部分のみ持ち上げられていることが確認できます。
今回のデモサウンドです。
大げさに調整していないので、よく聞かないと分かりにくいかもしれませんが、スネアの余韻(特にシャリシャリ音)が持ち上げられています。
個人的な使い方としては、ドラムトラックの奥行き感の調整に使用しています。
- 前に出しすぎている音を奥に
- 奥に隠れすぎている音を前に
公式動画と販売サイト
Youtubeに公式動画がありますので、掲載しておきます。
セール時には5,000円前後での購入も可能となります。