こんにちは、DTM音楽研究家のイボGです。
DTMでオーケストレーションって憧れます!!
今回は、私が激推ししているストリングス音源をご紹介しつつ、どのぐらいオーケストラサウンドを再現できるか挑戦してみました。
せっかくなので、大好きな「千と千尋の神隠し」から曲をチョイス(久石譲の曲大好き)。
挑戦した楽曲は「竜の少年」という楽曲で、全体的に激しさがありつつも、展開ごとに色々な表情を見せる難しい楽曲。
(確か2回鳴ります。両親が豚に変わる時の湯屋が夜に変わるシーンと、ハクが紙の札に追われているシーン)
ジブリ大好きで映画館に何回も足を運ぶイボGですが、今日はイボジブリで。
推しの音源「Symphonic Orchestra」
EASTWEST社が販売しているシンフォニック音源で、ストリングス・ウッド・金管・打楽器などの様々なオーケストレーションサウンドが収録されています。
よって、これひとつでオーケストレーションを作ることが可能になります。
4つのエディションがあるので、それぞれの概要をご紹介いたします。
- Silver Edition(11GB)/$199
- Gold Edition(33GB)/$399
- Platinum Edition(117GB)/$599
- Platinum Edition Plus(194GB)$699
SilverとGoldの違いは、アーティキュレーション(奏法)の収録数が異なります。
また、Platinumエディションからは3種類のマイキング(クローズ、ステージ、ホール)が付いていて、更に音質も24bitサウンドで収録されています。
少し前までは、価格、質・量の面からGold Edition一択でしたが、現在は価格改定されて、Gold EditionとPlatinum Editionの開きがあまりなくなったため、予算に応じたもの入手していただけたらと思います。
私が持っているのは、「Gold Edition」ですが、ゆくゆくは「Platinum Edition」にアップデートしたいと考えています。
Symphonic Orchestra
プロモーションムービー
実際の操作画面
ソロ楽器とセクション楽器が収録されています。
オーケストレーション挑戦結果
それでは、オーケストレーションにチャレンジしてみた結果をYoutubeに投稿したので聞いてみてください。
実は初チャレンジだったのですが、8時間ほどでなんとかそこそこのものが作ることができました。
当然ながら、本物の音源には全く及ばないとはいえ、個人的には思った以上のクオリティで作れて、新しい一歩を踏み出せた気がします。
本当にSymphonic Orchestraが想像以上に良い音を出してくれて、遠い存在だったオーケストレーションがギュッと身近になりました。
今回はこの曲を再現するのに4つのプラグインを挿して、「Brass,Strings,Wood,Others」とセクション分けしました。
なんと、総トラック数はオーディオと合わせて90トラック。
ただ、これはイボGがトラックをまとめるのが下手なだけで、実質は30トラック程度です。
オートメーションで音量変化を書き込むために、1つの楽器に対して複数のMIDIトラックを作っていたり、MIDIとオーディオでトラックを別々に作っていたり。
さいごに
機材の進化の話ですが、CPUの「Core iシリーズ」、SSDの登場などによって、どんどん大容量の音源が扱えるようになって時代の進化を感じました。
私が社会人になり、本格的にDTMを始めた2012年頃は、CPUも「Core 2 Duo」世代で、まだパソコン周りも十分な機能ではなかったです。
DTMでオーケストレーションにも十分手を出せる時代になったと思うので、基本的なことから勉強しつつ、もっと心地良い楽曲を作りたいですね。
また、私が一押しする「Symphonic Orchestra」のGold Editionはステージマイクで収録された音源なので、当然音に距離があり、オーケストレーションの再現には向いていますが、ポップスなどの近接で立ち上がりの速いフレーズには、もっと適切な音源があるかもしれません。
しかし、Platinum Editionにはクローズドマイクの音源が収録されているので、入手したら今後その辺りのことを検証してみたいと思います。
それでは、ここまでお付き合いいただき、ありがとうございました。