【VST解説】Waves定番リミッター「L1-ultramaximizer」の使い方と概要

はじめまして。DTM音楽研究家のイボGです。

今回のテーマ

今日はWavesのVSTプラグイン「L1-ultaramaximizer」を紹介します。

このみ

Wavesのリミッタープラグインは必需品!

Wavesではリミッター製品を多数リリースしていますが、マキシマイザーと名前のつく音圧向上専用のプラグインも販売しています。特に、L1-Ultramaximizer はまさにリミッターの進化型で原音の変化を極小に抑えた状態で、オーディオの平均レベル(RMS )を劇的に大きくしてくれます。

また、Waves 独自の新技術「IDR」機能を搭載しており、ディザとノイズシェイピングを統合したオーディオ処理の最終プロセスを最適化し、手軽で魔法のような効果を得ることができるため、一度使ってしまうと二度と手放せなくなる人気のプラグインで、私の楽曲のプロジェクトの大半のマスタートラックはこのプラグインを挿入しています。

リミッタープラグインは楽曲のクオリティを決定づける重要なエフェクトだと思っていますので、色々と購入していますが、未だにWavesのリミッタープラグインを使わないことはありません。

製品の特徴

  • オーディオ先読み(ルックアヘッド)による優れたピークリミッティング機能
  • マスタリングにも最適なビット解像度(24・20・16・12・8)の最適化
  • 調整可能なリリースタイム、オートリリース機能の搭載
  • IDR(Increased Digital Resolutionディザー)
  • 2コンポーネント付属(L1 Ultramaximizer, L1 Ultramaximizer +)
  • Wavesの「Silver Bundle」以上の製品に含まれている
  • 単品では定価26,400円、セール時で3,600円前後
ちびイボG

どのプロジェクトのマスタートラックでも使用しています。
このVSTもWaves25周年記念でデザインが変わり、気に入っています。

目次

概要・基本的な使い方

それではL1 Ultramaximizerの基本的な使い方を学んでいきます。

L1 Ultramaximizerの使い方を把握する

 L1 の使い方は非常に簡単で、個別のトラックもしくはマスタートラックの最終段にL1 をインサートします。

その後、「Threshold(スレッショルド)」スライダーをドラッグして下げるだけで、オーディオの平均レベルがどんどん上がります。また、オーディオの最大レベルを常に先読みしますので、デジタルクリップは一切なく、リミッター特有のノイズの増加やコンプレッション感もほとんどありません。ビットレートコンバート時にオーディオデータの最適化を簡単に行える点も、他社製品にはないアドバンテージとなっています。

<ポイント>
●個別のトラックに使用してミックスの中で際立たせることができる。
●ミックスの最終行程であるマスタリングにおけるファイナルプロセッサー(最終エフェクト)として最適
●波形編集ソフトなどで、オーディオデータのキャラクターを極力変えずに音量を大きくすることができる。

L1 Limiter
CPUの負荷はL1 プラグイン中最小であり、個別のトラックに使用する場合に推奨されているプラグイン。
L1 Ultramaximizer
ミックスダウン時の最終調整やマスタリングなどにおいて、マスタートラックに使用する場合はこちらを使用することが推奨されている。IDR セクションはこのプラグインでのみ利用可能であり、CPU負荷もL1 プラグイン中最大となっている。

※Limiter はmono 入出力版とstereo 入出力版が、L1 Ultramaximizer +はstereo 入出力版があります。

書くパラメーターについて

では早速各パラメーターの動きを紹介いたします。

25周年記念モデルの画面により華やかな印象に変わった

リミッターセクション

ピークリミッターセクション

  • 「Out Ceiling」で出力される最大音量を事前に設定しておきます
  • 次に「Threshold」フェーダーを下にドラッグし、大きなレベルの音楽を得たい場合は深めに設定し、ぴーくを抑える程度であれば、浅めに設定を行います
  • 「Release」は基本的に最短の「1ms」で問題ないですが、長めに増やしていきながら好みのサウンドになったところで止めるのが一般的な調整方法で通常は「3ms〜7ms」の範囲に収まることが多いです
  • 「L1」のかかり具合は「Attenuation」で確認することができ、メーターが触れている場合は、リミッティングが動作していることを示しています

IDRセクション

  • 「Quantize」はファイルの最終フォーマットに合わせます。例えばオーディオCD形式で出力する場合は、16Bitを選択します
  • 「Dither」は「Type1/Type2/None」から選択します。「Type1」はオールラウンドに使用可能で、「Type2」はダイナミックレンジが広く、静寂なサウンドが多い場合にノイズが目立たないようにプログラムされています。
  • 「IDR」はオーディオ信号を最適化するよう、人間の耳にはほとんど聞こえないランダムノイズを追加します(ノイズシェイプ機能とも呼ばれます)。「Noraml」は標準的な設定、「Moderate」は軽いノイズシェイプ、「Ultra」ではマスタリングを前提とした強いノイズシェイプを行います。なお、Ultraは他のプログラムに比べて高音のレベルを増加させるので、注意が必要です

DitherやShapeの設定によるサウンドの変化は極めて微量なものですが、全く変化がないわけではありません。特にディザはサウンドの音量が小さいパートを2〜3分程度聞いて判別することが推奨されています。

動画と販売サイトについて

YoutubeのDAW LESSONチャンネルで解説動画がありますので、掲載しておきます。

セール時には3,600円前後での購入も可能となります。

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