こんにちは、DTM音楽研究家のイボGてす。
今日はリミッターについて学習していきます。使用頻度の高いエフェクトですので、頑張って習得しましょう。
早速だけどどんなエフェクトか分かるかな?
名前から想像すると抑制する感じのエフェクトかな?
そうね。でもコンプレッサーも同じような感じじゃなかった?
んー…分からんピヨ
じゃあ、まずは今日の学習エッセンスをスライドにしたよ
リミッターについて
リミッターはその名のとおり、限界音量を超えないように信号を制御(抑制)するエフェクタだよ
ちぃちゃん正解ピヨ
やったー
DTMをはじめとするデジタルの世界では、0dBを最も大きな信号として扱うけど、リミッターはこの音量を越えないように守ってくれるんだ
あと、もこが言うとおり、コンプと似てるんだよ
やっぱりね
ホントに知ってたのかなぁ…
リミッターは最強のコンプとも考えることができて、レシオが無限大(∞:1)で、アタック・タイムは最速の0msになっている
どーゆーこと?
わかった!リミッターは絶対に一定レベルを超過しないんだね!
またまた正解!レベルオーバーを認めない鉄壁のエフェクタなんだ
「守護神」みたいなものかしら
あ、そういうことかぁ…
補足すると
DAWプロジェクトを立ち上げた際、私は一番最初にお守り代わりにマスターバスにリミッターを挿入しますが、ほぼ全員が必ず各プロジェクトで使う使用頻度の高いエフェクタです。
元々リミッターは、過剰な信号が入力された際に耳や機器を傷めないように「防波堤の役割をする」といった守りの姿勢で使われていたエフェクタです。しかし、最近では音圧を稼ぐ・聴感上の音量を向上させるといった攻めの姿勢で活用される機会も多くなりました。
そうした音圧を稼ぐことに特化したリミッターをマキシマイザーと呼ぶこともあります。
ここではその学習もしますので、頑張って覚えましょう。
パラメータについて
じゃあ、実際にどんなパラメータがあるか見てみよう!
マキシマイザーの画面を見せるね。
了解っピヨッ!!
ちょっと何これ…右側にボタンがたくさんあるわよ
左側はコンプレッサーでも見た気がするね
一旦左側だけ見ようか
基本的なパラメーターをまず解説するね
一般的なパラメーター
頭痛がする…
これ日本語なのか…?
は、反応が薄い…
もう少し違う説明が欲しいかな
じゃあ、パラメータの働きを図でまとめてみようか
動作原理
「Threshold」を調整すると信号のピーク(突出部分)を抑えつつ、自動で音量が持ち上がります。
その過程を図にしてみましたので、参考としてください。
なお、ここでは理解しやすいように簡単に書きましたが、実際にはもっと複雑な計算を行っており、機種によってアルゴリズムが異なります。
ふぅ…
ははーん、要はスレッショルドってやつを適当にいじれば何とかなるんでしょ
モコはざっくりピヨ
まぁ、基本はそんな感じだね
え、いいの~?
実はリリース・タイムも重要で聞こえ方が変わってくるよ
最初からオート・リリース機能を使うのも手だね
パラメーターについて
ここでは、実際のリミッターの画像を見ながら働きを解説しました。
しかし、実際にリミッターを触りながらの方が効果を確かめやすいと思います。もしも、聞いただけじゃどうしても効果が分からない時には、それぞれがどのような働きをするのかをここで復習してもらえたら幸いです。
スレッショルドの適正値
ところでさ、スレッショルドで音量が上がって迫力が出るんでしょ?
そうだよ、こうした作業を「音圧を上げる」や「音圧を稼ぐ」とも言うよ
っていうことはどんどん強くしていけば迫力最強ってこと?
良い所に気が付いたね!
実はそうじゃないんだ…
メモメモピヨピヨ
お弁当箱を考えてほしいんだけど、おかずをたくさん詰めれば大食い的には嬉しいけど、詰めすぎるとおかずが徐々につぶれちゃうよね?
たしかにそうね
音楽も一緒で段々歪んできてしまってバランスが悪くなるんだ
何事もほどほどが一番なんだね
ちなみに、Youtubeなんかの一部のストリーミングサービスでは楽曲間の音量が大体揃うように勝手に音量を下げられてしまうんだ。
ピエーッ!
潰れるほど詰め込んだおかずも結局少量にされたら意味がないわね
正解!Youtubeのように聴感上の音量を一定にすることを「ラウドネス・ノーマライゼーション」と言うんだけど、詳しくはマスターコースで勉強しようね。
なんか、すごい単語が出てきたね
私、聞かなかったことにするわ…
適量を判断するツールについて
ねーねー、一個聞いていい?
何だい?
リミッターは適量が大事って言っていたけど、適量ってどうやって判断するの?
う、鋭い!
てへ☆
一般的にはメーターを使って総合判断をする感じかな。
例えば次の画像を見てみて。
なんかこういうの見たことあるピヨ
メータープラグインという外部ツールを使うよ。
これもマスターコースで学習しようか。
ちぇっ、お預けね
あとさぁ、リミッターの画像の右側のボタンは触れないの?
(ギクッ)
きっと難しい知識がいるのよ
そうだね、デジタル信号の知識が必要だからこれはマスターコースで触れていくね
はーい(良かったぁ)
うわぁ、マジで良かったぁ
復習テストに挑戦
アドバンスコースでは、学んだエフェクトに関する知識の復習を行うためクイズを作成しています。
最後に復習の意味で挑戦してみましょう。
ここまで読んでくれてありがとう!
頑張ってね♪
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