こんにちは、DTM音楽研究家のイボGです。
今日はWaves社のプラグインから「Abbey Road Chambers」の概要・基本操作をまとめました。
このプラグインがどんな特徴を持っているのか、ざっくりと把握してもらえたら幸いです。
目次
製品の特徴・コンセプト
イギリスのレコード会社EMIによって設立された録音スタジオの「Abbey Road Studio(アビー・ロード・スタジオ)」では、ビートルズやピンクフロイドなど著名なアーティストが録音を行ったスタジオとして有名ですが、Abbey Road Collectionはアビー・ロード・スタジオと共同開発し、スタジオの銘機を収めたシリーズとなっています。
音源を残響室で再生し、ルーム内の反響をマイクで収録するタイプの古典的なチェンバーリバーブですが、「Abbey Road Chambers」は、アビー・ロード・スタジオに設置されたものをシミュレートしたプラグインとなっています。
こちらのプラグインは、セール時期には単品で3,000円台で買えてしまいます。
箱モノリバーブは各トラックから少しずつセンドで送り、全体をなじませる目的で活用する目的に向いています。
使い方・パラメーター
では早速各パラメーターの動きを紹介いたします。
パラメーター(テキストコピー用)
スクロールできます
パラメーター | 内容 |
---|
MICS POSITION | マイク位置を3種類から選択することができる。 Wall, Classic, Room |
TIME X | 実機のチェンバーではリバーブタイムの変えられないが、プラグイン としては、オリジナルの長さから倍率で変更することが可能。 0.5~1.5倍 |
MICS POSITION | Chamber2のみマイクの種類を変更することができる。 Neumann KM-53s, Schoeps MKH-2s |
S.T.E.E.D | Send, Tape, Echo, Echo, Delayの頭文字でテープディレイのセクション。 |
SPEAKER TYPE | Chamber2のみスピーカーの種類を変更できる。 Altec 605, B&W 800D |
Analog | 信号に追加される、モデリングされたハム&ノイズの量を制御する。 |
SPEAKER FACING | スピーカーの向きを調整できる。 Wall, Room |
Filter to Chamber Top Cut | ハイカットの周波数を調整できる。 0ms~500ms |
Filter to Chamber Top Cut | ローカットの周波数を調整できる。 0%~100% |
Filter to Chamber Gain Freq | ベルカーブタイプのEQで調整が可能。 ±10dB 2.7kHz, 3.5kHz, 10kHz |
Reverb | テープマシンプロセッサからの信号とリバーブのバランスを制する。 設定を高くすると、チェンバー効果がより顕著になる。 0%~100% |
Input OutPut | 入力信号、出力信号のそれぞれを調整する。 -48dB~18dB |
Mix | エフェクトのドライ音とウェット音の量を調整する。 0%~100% |
参考動画など
sleep freaksさんから非常にわかりやすい動画が出ていましたので、こちらも是非チェックしてみてください。