
音楽性とDAWソフトって関連があるのかな?

ある程度は関係があると思うよ。
まとめてみたから参考にしてみてね!
Cubase

Cubaseはオールジャンルに対応した万能DAWという印象ですが、実際に使用している音楽家も幅広いと思います。
- 中田ヤスタカ
- 岡崎体育
- ヒャダイン(前山田健一)
- Vaundy
- Reol
- 得田真裕(劇伴作曲家「グッド・ドクター」等)
- Mameyudoufu ※Logicも併用
- 鈴木 Daichi 秀行
- Supercell ryo
Logic Pro

Logicシリーズ全体で使っているアーティストは以下のとおりです。こちらのDAWもオールジャンル対応できるようなイメージですね。
- 宇多田ヒカル
- 槇原敬之
- 星野源
- ずっと真夜中でいいのに。
- Monkey Majik
- 浅倉大介
- Ayase(YOASOBI)
- 澤野弘之
- DECO*27
- 八木沼悟志(fripSide)
その他
- a2c(Mintjam)
- Mitchie M
MitchieM
ゲーム機などの楽曲制作を中心に活動していたクリエイターで、動画投稿サイトされた楽曲「FREELY TOMORROW」で一躍有名になったクリエイターです。ボーカロイドはCUBASE一択と認識していましたが、同氏はLogic Proの愛用者で、同じ製品を使っているのかと信じられない程、ボーカロイドが生き生きと歌っていて、爆発的な再生数を誇っていました。
a2c(MintJam)
重厚感のあるギターサウンドとメロディアスなリードギターが耳に熱いギタリスト兼サウンドクリエイター。2010年前半頃は、インディーズ・サークルでの楽曲制作を中心としていたが、メジャーデビューを契機に活動フィールドがアニメOP・ED、サントラ、fripSideのライブ公演のサポートギター、その他様々なアーティストへの楽曲提供と幅広い活動を繰り広げているアーティスト。とにかく音作りへのこだわりが半端なく、その精神を見習いたい。
Bitwig

「雄之助」さんを知らないという方もとりあえず一回は、このクロスフェードデモを聞いてほしいです。この洗練されたサウンドは超インスパイアされますよ。Twitterでは良く制作過程の動画も投稿されるので、刺激が欲しいという方は是非フォローするといいと思います。
雄之助
2012年より音楽制作を開始し、おもちゃ箱をひっくり返したような先の読めないワクワクな展開とキャッチーなサウンドで心を鷲掴みにするトラックメーカーです。「ボカロEDM」のジャンル先駆者でもあり、音楽ゲームやインスト楽曲など活躍の幅を広げています。
Studio One

次世代DAWとして注目が集まる製品で、音が良いという定説が広まっています。アーティスト、プロデューサー、トラックメーカーが幅広く使用(または乗り換え)しています。
- Chara
- 田辺恵二
- ピノキオP
- ヨルシカ(n-buna)
- 林ゆうき
- Teddy Riley(テディー・ライリー)
- 真矢(LUNA SEA)
Pro Tools

- 福山雅治
- TAKUYA∞(UVERworld) ※Logic Proも併用
- 北川悠仁(ゆず)
- 小室哲哉
- KREVA ※Ableton Liveも併用
Ableton Live

- tofubeats
- オリジナルラブ
Cakewalk Sonar

元々はCakewalk SONARシリーズとして、1995年からRolandにより展開されていた音楽制作ソフトで、かつては国内でも「Cubase」ユーザーと勢力を二分していたメジャーなDAWソフトでした。しかし、2013年にGibsonが買収し、子会社のTEACがTASCAMブランドとして製品展開・販売されてから束の間、2017年11月には、開発・生産中止が発表され、SONARユーザーは路頭に迷うこととなりました。
ここのタイミングで多くのユーザーは別のDAWソフトに乗り換えており、今使っている変態は恐らく私ぐらいなのではないかと思います(使っている変態フレンドいましたら、教えてください。Eveさんもその昔使用していたということが分かっていますが、現在使用されているDAWは不明です。)
そんな悲しい歴史に包まれたソフトでしたが、2018年4月シンガポールのBandLab社による「Cakewalk by BandLab」として息を吹き返し、奇跡の復活を遂げたのです(無料で使用することができます)。
Nuendo
捜索中です。
まとめ
アーティストが使用しているDAWについて触れました。
これらのDAWにはそれぞれ得意分野があり、ユーザーの制作スタイルや予算、OS環境によって最適なものが異なります。ぜひ目的にあったDAWを選んでみてください。
CUBASE
- Steinberg社のフラッグシップDAWで歴史が長い
- 作曲からミキシング、マスタリングまで幅広くカバー
- コードトラックやスコアエディターが充実しており、作曲に強い
- VST規格の生みの親であり、多くのプラグインとの互換性が高い
- 安定した動作と高品質なオーディオエンジン
- WindowsとMacの両プラットフォームに対応
- 日本シェアNo.1の老舗DAW。VST/ASIO規格の生みの親
- 直感的なMIDI編集と80種以上の付属プラグイン(RoomWorksリバーブが特に有名)
- ヤマハ製品との連携が強く、廉価版「Cubase AI」が多数の機材にバンドル
- 映画音楽家ハンス・ジマーも愛用する正統派DAW
- 最新版14では「Modulators」による音響変調機能とパターンシーケンサーを追加
最新バージョン: Cubase 14 (2025.2現在)
Logic Pro
- Apple社によるMac専用DAWでMシリーズチップに最適化
- macOSとの統合が深く、動作も軽快
- 豊富な内蔵音源・エフェクト・ループ素材が最初から同梱
- Live Loops機能でループベースの作曲にも対応
- MIDI編集機能やソフトウェア音源の品質が高く、コストパフォーマンスに優れる
- iPadとの連携やGarageBandとの互換もあり、Apple製品を多用するユーザーには特に便利
- AI駆動の「Bass Player」「Keyboard Player」で自動アレンジ生成可能
- 2,500種以上の高品質音源とDolby Atmosミキシング対応
- 無料版GarageBandからのシームレスな移行が可能
- 11.1でQuantec Room Simulatorリバーブを追加
最新バージョン: Logic Pro 11系 (2025.2現在。随時マイナーアップデートあり)
Bitwig Studio
- 比較的新しいDAWながら、モジュラー的な作曲・サウンドデザインが可能
- The Gridというビジュアル・モジュラー環境を搭載し、自由度が高いサウンドメイクに対応
- クリップベースのシーケンス画面と伝統的なタイムライン画面の両方を備える
- Ableton Liveに近い直感的な操作感で、特にエレクトロニック系の音楽制作に強み
- Windows、Mac、Linuxのクロスプラットフォーム対応
- 斬新なアップデートを頻繁に行い、新機能を積極的に取り入れる
- モジュラー合成器「The Grid」搭載の新世代DAW
- ライブパフォーマンス向け「ランチャービュー」で即興演奏に最適
- 25種類の新ドラムデバイスとMPE対応で表現力が大幅進化
- ハードウェア機材とのCV/Gate連携が可能な唯一のDAW
- 直感的なUIでEDM/テクノ制作に圧倒的支持
最新バージョン: Bitwig Studio 5.3(2025.2現在)
Studio One
- PreSonus社が開発する、近年シェアが拡大しているDAW
- シンプルかつ直感的なUIで学習コストが比較的低い
- ドラッグ&ドロップを活かした柔軟な編集操作
- Scratch PadやArranger Trackなど、アイデアをすばやく試せる機能を搭載
- 作曲支援機能(コードトラック、コード検出など)やミキシング支援機能も充実
- WindowsとMacの両方に対応
- ドラッグ&ドロップ操作に特化した「最速ワークフロー」DAW
- マスタリング専用画面を内蔵し、CD制作まで一元管理
- 新機能「Chord Track」でコード進行のリアルタイム変更が可能
- 7ではAIベースのステム分割とグローバルトランスポーズ機能を追加
- 無料版PrimeでもVST3プラグインが使用可能
最新バージョン: Studio One 7 (2025.2現在)
Pro Tools
- Avid社が提供する、レコーディングスタジオなどのプロ現場の業界標準DAW
- レコーディングスタジオや放送局、映画制作のポストプロダクションなどで幅広く使用
- オーディオ編集・ミキシングに特化した豊富なツール群
- 大規模セッションの扱いやマルチトラック録音に強く、高い安定性を誇る
- HDXシステムによるDSP処理(専用ハードウェア)との連携により低レイテンシが実現
- サブスクリプション方式での提供が中心になっている
- Dolby Atmos対応とAAF連携で映画音響に不可欠
- 最新版でSteinberg SpectraLayersとのARA2連携を強化
- サブスク制メインで月額$29.99〜、業務用ならUltimate版が必須
最新バージョン: Pro Tools 2024.10(年号・月で表記される: 例 2022.12 / 2023.x など)
Ableton Live
- ループベースの作曲(「セッションビュー」が革命的)やライブパフォーマンスに特化した設計
- Session Viewによるクリップのリアルタイム再生・トリガーが特徴的
- Max for Liveを介したカスタムデバイスの作成やサウンド実験が可能
- エレクトロニック・ダンス・ミュージック(EDM)系の制作者から高い人気
- ミニマルなUIと高速ワークフローで、アイデアをすばやく形にしやすい
- WindowsとMacに対応
- 新機能「Auto Shift」でリアルタイムピッチ補正を実現
- Pushコントローラーとの親和性が最高峰
- 12.1でAIタグ自動付与とドラムサンプラー「Drum Sampler」追加
- EDM/ヒップホップ制作で世界シェアトップ
最新バージョン: Ableton Live 12.1 (2025.2現在、随時アップデートあり)
Cakewalk by BandLab
- 旧SONARをベースに、BandLabが無償配布しているDAW
- Windows専用で、無料ながらフル機能のプロ仕様を提供
- 作曲、録音、ミキシング、マスタリングまでカバーできる包括的機能セット
- VST3、ARAなど最新規格にも対応
- SONAR由来の豊富なMIDI機能やスコアエディットを搭載
- アップデートはBandLabアカウントから行われ、頻繁に改良が重ねられている
- 旧SONARユーザー向けに開発、VST3プラグイン完全対応
- トラック数無制限+Melodyne統合でボーカル編集が容易
- 2024年アップデートでMIDIツール強化とUI改善
- 初心者からアナログレコーディング派まで幅広く支持
最新バージョン:2024.07 Build 108 バージョン番号ではなく、リリース日時(例: 2022.11など)で管理(継続的にアップデート中)
選び方のポイント
- Macユーザー:Logic Pro(統合性)、Ableton Live(電子音楽)
- スタジオ作業:Pro Tools(業務用)、Cubase(汎用性)
- ライブパフォーマンス:Ableton Live、Bitwig Studio
- コスト抑えたい:Cakewalk(無料)、Studio One Prime(無料)
- モジュラー音響:Bitwig StudioのThe Gridが最強
コメント
コメント一覧 (4件)
KREVAはAbletonLive使ってませんでしたっけ
ありがとうございます。情報を更新しました。
KREVAさんはPro Toolsをメインとしつつ、Ableton Liveを使われていますね。
https://realsound.jp/tech/2020/01/post-476987.html
cokewalk はやっぱり使いやすいのでしょうか。
Eveさんも使っているみたいです。
ありがとうございます。
私同様にあのEveさんも「Cakewalk SONAR X1 Producer Edition」を使用しているのでしょうかね。
残念ながらSONARシリーズとしてのサポートは切れてしまっており、新しいDAWと比較すると見劣りするかもしれませんが、
かつての二大勢力ではあったので、使い慣れるとなかなか別のDAWに切り替えるのが難しいところです。