こんにちは、イボGです。
私も大好きな人気漫画・アニメの『呪術廻戦』第1期でオープニング曲「廻廻奇譚」を担当されていたEveさん。国内外問わない『呪術廻戦』の爆発的人気には、きっと彼の楽曲が貢献しているのではないかと思っているぐらい、アニメ作品と彼の世界観が絶妙に溶け込んでいて、呪術廻戦の魅力を底上げしていたように思います。
Netflixではオープニングやエンディング部分を飛ばして作品の本編のみを楽しむことができる「スキップ機能」が付いているのですが、我が家では呪術廻戦オープニング曲の「廻廻奇譚」は絶対にスキップせず、毎回欠かさずに見ておりました(邪道ですが、OP/ED曲がお気に入りでないと飛ばしてしまいます…、製作者の方すみません)。
瞬く間に音楽トップランナー入りを果たし、YouTubeチャンネル套路記者数は486万人、X(旧Twitter)フォロワー数は142.4万人(2024年3月現在)。今回はそのとんでもない支持を受けているEveさんがどのように音楽と向き合ってきたかについて掘り下げていきたいと思います。
先日Eveさんの楽曲カヴァーに挑戦しましたが、半泣き状態で…想像以上に恐ろしい楽曲展開でした。
AIボーカルはYouTubeのおしらさんの解説を聞きつつ、打ち込んでいきました…(結構無視しちゃったけど)。ホントに人間が歌うレベルの曲じゃねぇよ…。「音域限界」というコメントもあるぐらいとんでもない曲でした笑。ちなみにEveさんは力んでる感とかなく、さらっと軽やかに歌っているように聞こえるのがすごいです。かの「小柳ゆき」さんもカヴァーしていますが、「歌えるかな…」と思ったほど最近のカヴァー楽曲の中で一番難しかったそうです。テンション、音域の緩急、息継ぎ、テンポ、どれをとっても特級レベルです。
Eveさんの音楽略歴
Eveさんは、日本の音楽シーンにおいて独特の存在感を放つアーティストで、彼の音楽キャリアは、2009年にニコニコ動画でのカヴァー曲投稿から始まりました。当時は「けいとら」や「クロわ」という名前で活動していた彼は、その後「Eve」として知られるようになります。
その後、独自の楽曲を発表し始め、特に2017年に公開されたオリジナル曲「ナンセンス文学」は、シンガーソングライターとしての彼の側面が注目を集めるきっかけとなっています。
インディーズバンド「Einie」のリードボーカルを務めた経験もあり、独立レーベルHarapeco Recordsからのデビューアルバム「Wonder Word」を経て、2019年にはToy’s Factoryと契約しています。
2019年には同レーベルからメジャーデビューを果たし、TVアニメ『呪術廻戦』のOPテーマ「廻廻奇譚」がロングヒットを記録するなど、タイアップを一気に増加させてより知名度を一層上げました。
彼の音楽は、ボーカロイドプロデューサーとしてのバックグラウンドを持ちながらも、シンガーソングライターとしての才能を発揮し、音楽性は、J-POPやロックに留まらず、独自の世界観を築き上げています。Eveさんの楽曲は、耳に残るメロディと歌詞が特徴で、リスナーを彼の創り出す物語の世界に惹き込んでいきます。
MVの世界観も独特で好きですね。というか声最強過ぎ。
特に彼のアルバム「Smile」は、オリコンアルバムチャートで2位、ビルボードジャパンホット100で3位にランクインするなど、商業的にも成功を収めています。また、彼のYouTubeチャンネルは、登録者数が増加し続けており、彼の音楽が国内外で高く評価されていることを示しているのではないでしょうか。YouTubeのコメント欄には日本語だけでなく、英語のコメントも溢れています。
音楽配信以外の活動
基本的に配信を中心とした活動の印象がありますが、2022年には日本武道館でのライブイベントを成功させており、年末のフェス「COUNTDOWN JAPAN23/24(4日開催のうち、12月29日)」にもその姿を見せています(余談ですが、『呪術廻戦』の第2期で爽やかなオープニング曲を披露した「キタニタツヤ」さんも同じ日のフェスだったので、呪術廻戦ファンにはたまらなかった日だったと思います)。また、2024年はアジア各地でのライブイベント「Eve Asis Tour 2024」を開催し、多くの公演が完売しているように、ライブ活動も精力的に行っているようです(ライブのDVDやBlu-ray出たら絶対買うんですけどね…)
面白いのは音楽のみならずファッションデザイナーや漫画原作者としても活動し、多彩な才能を発揮しています。彼の音楽略歴は、歌い手から始まり、今や国際的な注目を集めるアーティストへと成長した、まさに多才なクリエイターの軌跡を辿る旅です。彼の音楽は、これからも多くの人々にインスピレーションを与え続けるでしょう。
Eveさんが手がけた主な音楽作品
Eveさんの音楽は、ポップカルチャーの影響を受けており、アニメ「どろろ」や「呪術廻戦」、「ジョゼと虎と魚たち」などのテーマソングを手掛けるなど、幅広いメディアで彼の楽曲が取り上げられています。特に「廻廻奇譚」や「蒼のワルツ」は、彼の代表曲として多くのリスナーに愛されています。
Eveさんの楽曲が多くのリスナーに魅力的に映る理由は、彼の音楽(映像作品)が持つ独自性と深い感情表現にあるのではないでしょうか。
Eveさんが手掛けた主題歌には以下のようなものがあります:
- どろろ 第2クールのエンディングテーマ「闇夜」
- アニメ映画 ジョゼと虎と魚たち のテーマ曲「蒼のワルツ」と挿入歌「心海」
- チェンソーマン のエンディングテーマ「ファイトソング」
- メカウデ のテーマ曲「アンビバレント」
- 僕のヒーローアカデミア 第6期のオープニングテーマ「ぼくらの」
- 呪術廻戦 のオープニングテーマ「廻廻奇譚」
これらの楽曲は、Eveさんの独特な音楽スタイルと感性が反映されており、世界観を彩る重要な要素となっています。
音楽制作環境
残念ながら、Eveさんの音楽制作・機材等に関する情報はほとんど出回っておらず、ソースが十分ではないのですが、DAWは「Cakewalk SONAR X1 Producer Edition」を使っている(使っていた)という説があります。
過去形にしているのは、同製品は制作会社のCakewalkの買収等の動きがあり、結果的には開発終了に至ったことから(Gibson傘下のTEACが引き継いだものの、経営破綻により開発終了…)、私同様に別のDAWに乗り換えているのではないかなと想像しているためです。
ちなみに、同製品は現在BandLabという会社の神対応で 「SONAR」という名称ではなくなりましたが、「Cakewalk by BandLab」という形で開発を引き継ぎ、無償で公開してくれていますので、手始めにDTMを始めたいという方には最良の選択になっています(昔は「SONAR」と「Cubase」が二台巨頭で、私は熱狂的な「SONAR X1」ファンでしたが、同製品を動かすためのWindows7もサポート切れとなり、流石に限界を感じてパソコンを「Mac Studio」に乗り換えた際に「Logic Pro X」へと制作環境を変えています)
Eveさんの音楽作品の特徴
私個人の見解としては、以下の要素がEveの楽曲の魅力を形成しているように感じました。
- 多様な音楽ジャンルの融合: EveさんはJ-POP、ロック、エレクトロニカなど、様々な音楽ジャンルを巧みに融合させていて、彼の楽曲は幅広い音楽的背景を持つリスナーに刺さる楽曲なのかなと思います。音楽を長年やっている方でも「え?」となるようなアプローチができるのは凄いです。
- 独特の歌詞世界: 彼の歌詞は、日常の感情や思考を抽象的かつ詩的に表現しており、リスナーが自分自身の経験と重ね合わせることができます。このような歌詞は、聴く人の心に深く響き、共感を呼びます。
- 印象的なメロディーライン: Eveさんの楽曲は、耳に残るメロディーラインが特徴で、シンプルでありながらも強い印象を残し、リスナーの記憶に長く留まる印象です。また、「廻廻奇譚」のように音符間で1オクターブ超越する瞬間的なメロディーの動き方も驚きですが、楽曲全体で低音から高音の幅も広くて、2オクターブ半ぐらいの音域幅で楽曲が構成されており、一般的には1オクターブ半ぐらいが相場なので、基本的にカラオケで歌えないレベルの楽曲ではないでしょうか(笑)。
- 感情を揺さぶるボーカル: Eveさん自身のボーカルパフォーマンスは、感情豊かで表現力があり、楽曲の雰囲気を高めます。彼の声は、楽曲の感情を直接リスナーに伝える重要な役割を果たしています。声良すぎでしょ。
- ストーリーテリング: Eveさんの楽曲はアニメーション作品と融合した形でしばしば物語性を持ち、リスナーを物語の世界へと引き込みます。このストーリーテリングのアプローチは、楽曲に深みを与え、リスナーに強い印象を残しているような気がします。
これらの要素が組み合わさることで、Eveの楽曲は単なる音楽を超えた芸術作品となり、多くの人々に愛される理由となっています。彼の楽曲は、リスナーに深い感動を与え、心に残る体験を提供することでしょう。
Eveさんの関連情報
Eveさん本人に焦点が当たったものが見当たらず、あまり深掘りできないのが悔しかったのですが、これからも注目すべきアーティストの一人だと思いますので、今後彼自身にスポットが当たっていろいろなことがわかってくると嬉しいですね。
最後にEveさんの関連情報をご紹介して終わりにします。ありがとうございました。
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