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THE ORAL CIGARETTES

じおーらるしがれっつ

📝 概要

2010年奈良で結成。山中拓也のカリスマ的なボーカルとダークでオルタナティブなロックサウンドで、ライブシーンで絶大な人気を誇るバンド。

お気に入りの曲

No.1

狂乱 Hey Kids!!

2014年にアニメ「ノラガミ」第2期OPに採用され、バンドの名を広く知らしめた代表曲。イントロのダウンチューニング(ドロップD相当)ギターリフは刻みとトレモロピッキングを組み合わせた攻撃的な音型で、鈴木重伸のギターはミッドを強調したアンプ歪み(クランチ〜ハイゲイン)設定が特徴。山中拓也のボーカルはAメロで囁くような低声からサビで張り上げる急激なダイナミクス変化を持ち、ボーカルコンプの設定(アタック速め・レシオ高め)が重要になる。あきらかにあきらのベースはピック弾きで低域(60〜100Hz)のパンチを強調。DTMでのアニメタイアップロック制作においてドロップチューニングによる低域重心設計とボーカルの広ダイナミクス処理の参考になる。

No.2

BLACK MEMORY

2016年アルバム『FIXION』収録のダークかつメランコリックなミッドテンポナンバー。イントロでシンセパッドがバンドサウンドの背景を敷き、エレクトロニクスを積極的に取り入れた現代的なオルタナロックのアプローチが特徴。ボーカルは中域(1〜3kHz)のプレゼンスを残しつつ、高域に透明感のあるリバーブ(モデル:小型ホール)がかかった処理になっており、ダークな世界観を音像で表現している。ドラムはキックのアタック感(80〜100Hz)よりも輪郭(4〜6kHz)を強調したモダンロックミックスで、シンセとの共存時にドラムが混濁しないEQ設計が施されている。DTMでエレクトロニクスとバンドサウンドを融合させる際のシンセパッドとドラムの周波数共存設計の参考になる。

No.3

容姿端麗な嘘

2018年アルバム『Kisses and Kills』収録のキャッチーさとダークさを両立したシングルナンバー。Aメロのアルペジオギターはローミッド(200〜400Hz)を削ったクリーントーンで存在感を抑え、サビで一転してパワーコードのディストーションが全面に出る典型的な「クリーン→ドライブ」トランジション構成。あきらかにあきらのベースはサビでルート以外の音(スケール内の半音経過)を積極的に使いラインの動きを出しており、ギターとの低域役割分担が明確。山中のボーカルは子音の立ち上がり(b, d, kなど)を活かしたアタック感のある歌い方で、ボーカルプリアンプにトランスを使ったような倍音感が感じられる。DTMでのJロックオルタナ制作においてクリーン→ドライブトランジションのギター音作りとベースラインのスケール活用設計の参考になる。

No.4

Invisible Man

2021年アルバム『SUCK MY WORLD』収録のダークなヘヴィロックナンバー。ギターは1本でリズムとリードを兼任する構成で、ディストーションの歪みはミッドハイ(2〜4kHz)にピークを持つジャキジャキしたトーン設定。この帯域は山中のボーカルと被るため、ボーカルにはナロウバンドEQでの中域カット(−2〜3dB程度)を施してギターと共存させている。ドラムのバスドラムはダブルキックを活用したトレシロ的なパターンで、ヘヴィメタル寄りのリズム設計。DTMでシングルギター編成のヘヴィロックにおいてリードとリズムを切り替える際のギターEQ設計と、ボーカル・ギターの中域干渉の解消手法の参考になる。

No.5

光と影

2019年リリースのバラード寄りミッドテンポナンバーで、ライブでの人気が特に高い楽曲。ボーカルはドライで親密感のある近接感のある処理(マイクに近い位置感)で録音されており、Aメロではリバーブをほぼゼロに近く抑え、コーラスでホールリバーブが徐々に入る音量変化のある処理が施されている。ギターはAメロのコードカッティングをパーカッション的なアクセントに使い、楽曲のリズムポケットを作る役割を担う。サビで全楽器が揃った時のダイナミクス差(AメロからのdB差約6〜8dB)が楽曲の感情的なクライマックスを生む。DTMでのバラードロック制作においてボーカルリバーブの段階的増加オートメーションとセクション別ダイナミクス差の設計の参考になる。

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