「FL Studioを使っているアーティストは誰?」——この疑問に、すべて出典付きで答えるのがこの記事です。本人のインタビュー・本人SNS・Image-Line公式のアーティストページなど、確認できた情報源を各アーティストに明記しました。掲載は10組。ネット上で「FLユーザー」と語られていても出典を確認できなかったアーティストは載せていません(この点は記事末尾のコラムでも触れます)。
FL Studioとは
FL Studio は、ベルギー・Image-Line 社が開発する DAW(音楽制作ソフト)です。パターンを組んで並べるステップシーケンサー由来のワークフローがビートメイクと相性抜群で、買い切り+生涯無料アップデートという思い切った価格方針もあって、十代のベッドルームプロデューサーの「最初の1本」として圧倒的な人気を誇ります。Windows / Mac 両対応。
海外のアーティスト(7組)
Avicii
Image-Line公式アーティストページに「最初のプロジェクト以来やめられなかった。今でもメインの制作ソフトだ」という生前の本人談が残っています。「Levels」「Wake Me Up」を生んだEDM黄金期の象徴的FLユーザーです。アーティスト詳細|出典: Image-Line公式
Alan Walker
2012年、独学のFL Studioから制作をスタート。「FLのNexusが自分のサウンドの全てを定義する」と公言しており、世界的ヒット「Faded」も寝室のFLから生まれました。アーティスト詳細|出典: 本人取材(Wikipedia出典)
Martin Garrix
Image-Line公式ページで「FL Studio自体に本当に良いプラグインが揃っていて、よく使っている」と本人談。「Animals」で世界を獲った今も、曲作りの中心はFLです。アーティスト詳細|出典: Image-Line公式
Porter Robinson
Image-Line公式アーティストページに掲載され、本人配信でもFLでの制作やチュートリアルを公開。『Worlds』『Nurture』の叙情的なエレクトロニカもFL製です(ライブセットではAbletonを併用)。アーティスト詳細|出典: Image-Line公式
Madeon
「FL Studioは客観的に最も先進的なDAWだ。10歳から毎日使っていて、脳の延長のようなものだ」と本人が語る筋金入りのFL使い。ライブではAbletonを併用しますが、制作の主軸は一貫してFLです。アーティスト詳細|出典: MusicRadar
Kaytranada
グラミーを獲得した独特のバウンス感あるビートは、FL StudioとNI Maschineの組み合わせから。CBC Musicの特集で制作環境が紹介されています。アーティスト詳細|出典: CBC Music
Metro Boomin
Sound On Sound誌のInside Track記事に「MPCを使わないときは、FL Studioが主要な制作プログラム」と明記。トラップの帝王のビートの主戦場です。アーティスト詳細|出典: Sound On Sound
日本・ネットシーン(3組)
banvox
本人インタビューや機材紹介で一貫してFL Studio使用が語られる、日本のエレクトロシーンを代表するFL使い。アーティスト詳細|出典: GIZMODO
Moe Shop
「FL Studio 11の付属素材だけで制作した」と本人がSNSで明かすなど、FL中心の制作で知られる東京拠点のプロデューサー。Kawaii Future系サウンドの代表格です。アーティスト詳細|出典: 本人X
Ujico* / Snail’s House
「制作において、FL Studioは今や自分のすべてを意味する」とImage-Line公式ページで本人談。大量のMIDIノートで紡がれるKawaii電子音はFLと共にあります。アーティスト詳細|出典: Image-Line公式
なぜFL Studioが選ばれるのか
10組に共通するのは「十代の寝室から始まった」というストーリーです。Avicii、Alan Walker、Martin Garrix、Madeon(10歳から)——買い切りで生涯無料アップデートという間口の広さが、若い才能の「最初の1本」になり、そのままトップまで駆け上がる。FLはDAWというより登竜門です。
もう一つはパターンベースのビートメイク文化との結びつき。Metro Boominに代表されるトラップ以降のヒップホップのビートは、FLのステップシーケンサー的ワークフローと不可分です。
コラム: 「あのラッパーもFL」情報には注意
今回の検証では、ネット上で「FLユーザー」と紹介されがちなラッパー・シンガー6名(Future、Juice WRLD、Lil Uzi Vertなど)について、本人がFLを使う一次証拠は見つかりませんでした。実際にFLを使っているのは楽曲を提供するプロデューサー側で、本人はビートを作らないケースがほとんどです。「誰が使っているか」は、本人の発言まで遡って確かめる必要があります——本記事が全員に出典を付けている理由です。
よくある質問
Q. 日本人でFL Studioを使っているアーティストは?
本記事で出典を確認できたのは banvox、Ujico*(Snail’s House)、東京拠点のMoe Shopです。ネットレーベル系・Kawaii系のシーンに強い傾向があります。
Q. FL StudioとAbletonはどちらが良い?
パターンを積んでビートを作るならFL、ループの実験やライブ連携ならAbletonという傾向が使用者からも見えます。MadeonやPorter Robinsonのように「制作はFL・ライブはAbleton」という使い分けも定番です。全DAW横断の比較は使用DAWまとめ記事へ。
この記事の検証方法
掲載した10組は、すべて本人の発言(インタビュー・SNS・映像)、Image-Line公式のアーティストページ、または信頼できる音楽制作メディアの記事で使用を確認したアーティストのみです(最終確認: 2026年8月)。使用DAWは時期により変わることがあり、判明している変遷・併用は本文に明記しています。
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