📝 概要

2009年、ELLEGARDENの細美武士が新たに結成したプロジェクト。エレクトロニカやポストロックの要素を取り入れ、ELLEGARDENとは異なる音楽性を探求。

お気に入りの曲

No.1

Lone Train Running

2009年デビューアルバム『Trash We'd Love』収録の代表曲。細美武士のボーカルは英語歌詞でELLEGARDEN時代より落ち着いたミッドトーン(1〜3kHz)に集中させた処理で、バンドサウンド全体の「奥行き」を前面に出す設計。ポストロック的な広大なリバーブをかけたギターとタイトなドラムの組み合わせは、DTMでのアンビエントロック制作における「生ドラムの近接感」と「ギターの空間感」の同時成立というミックス課題の参考になる。

No.2

Storm Racers

アップテンポのドライブ感が際立つロックチューン。ドラムのスネアにスラップリバーブを使い、タイトな打点とルームの響きを両立させた録音処理が特徴。ギターはクランチサウンドでロー側をタイトに絞り(100Hz以下カット)、ベースに低域を委ねることでアンサンブルの分離感を確保している。DTMでのバンドサウンド制作においてスネアのリバーブ量設定と、ギター・ベース間の低域ハンドオフ設計の参考になる。

No.3

Insomnia

エレクトロニカ要素をバンドサウンドに融合させた楽曲。伊澤一葉のキーボードとシンセが作るテクスチャーが曲全体の空気感を決定しており、ギターはサポート的な役割に回ることでシンセとの帯域棲み分けが実現されている。ドラムの柏倉隆史はダイナミクスの変化が顕著で、クワイエットパートでのブラシ風の繊細な叩き方と、サビでのフルヒットの対比がポストロック的な情感を生む。DTMでのバンド×エレクトロ制作において有機的ドラムとシンセパッドの共存設計の参考になる。

No.4

Lonely Traveler

細美武士のシンガーソングライター的な側面が前面に出たメロディアスなミッドテンポの楽曲。ギターのアルペジオパターンが主旋律を支えながらも、コーラスで全楽器がユニゾンする開放的な瞬間を作り出す構成。the HIATUSの「旅」を象徴するような歌詞世界とオープンコードのギターサウンドは、DTMでの日本語ポストロック制作においてオープンコードチューニングによる倍音豊かなギターサウンドの作り方と、バラードからの盛り上がり設計の参考になる。

No.5

Silent Storm

2012年アルバム『Keeper of the Flame』収録のインスト的アプローチを持つ楽曲。長めのイントロでシンセとギターが交互に旋律を担い、徐々に全楽器が重なっていくポストロック的な「建築的展開」が特徴。ダイナミクスの変化(pp〜ff)が5分以上かけてゆっくり変化するため、DTMでのオートメーション設計と長尺ミックスのレベル管理の参考になる。音量変化の前後でコンプのGRメーター読みを安定させるマスターバスの設計にも応用できる。

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