「Logic Proを使っているアーティストは誰?」——この疑問に、すべて出典付きで答えるのがこの記事です。ネット上の使用DAWまとめには出どころの怪しい記述も多いため、本記事では本人のインタビュー・本人SNS・公式の制作事例など、確認できた情報源を各アーティストに明記しました。掲載は日本5組・海外11組、計16組。出典を確認できなかったアーティストは、有名なLogicユーザーとして語られることがある場合でも載せていません。
それぞれのアーティスト名から、当サイトのアーティスト大辞典(プロフィール・代表曲・制作スタイル)にジャンプできます。
Logic Proとは
Logic Pro は、Apple が開発する Mac 用の DAW(音楽制作ソフト)です。最大の特徴は、買い切りの価格で、プロ品質の音源・ループ・プラグインが最初から大量に付いてくること。「Macを買えばスタートラインに立てる」敷居の低さと、グラミー受賞作がそのまま作れる到達点の高さを両立していて、シンガーソングライターやポップスの作家に特に愛用者が多いDAWです。現行版は Logic Pro 11(iPad版もあります)。
日本のアーティスト(5組)
Ayase(YOASOBI)
「APPLE Logic Proです。ボカロ曲を作ってきた時から変わりません」とサウンド&レコーディング・マガジンで明言。「夜に駆ける」のピアノもLogic内蔵音源で、純正プラグイン中心の身軽な制作哲学を貫いています。アーティスト詳細|出典: サンレコ
田中秀和(MONACA)
アイドルマスターやアニメ音楽で知られる作編曲家。Soundmainのインタビューで、メインで使用しているDAWとして「Logic Pro、Pro Tools」を挙げています。アーティスト詳細|出典: Soundmain(アーカイブ)
浅倉大介
accessのキーボーディスト/プロデューサー。DTMステーションのスタジオ訪問記事(2010年代)で、Logicをメイン環境にPro Tools|HDを組み合わせる制作体制が紹介されています。アーティスト詳細|出典: DTMステーション
Kan Sano
「Cubaseを15年以上使い、2021年からLogicに乗り換えた」と本人がリアルサウンドの取材で語っています。長年の環境を捨てて移行した、現役の乗り換え組です。アーティスト詳細|出典: Real Sound テック
D.A.N.(櫻木大悟)
ミニマルなエレクトロニック・サウンドで知られるバンド。フロントマン櫻木大悟(Vo/Gt/Syn)のメインDAWはLogicであることが、サンレコの機材企画で明記されています。アーティスト詳細|出典: サンレコ
海外のアーティスト(11組)
FINNEAS
Billie Eilishのグラミー4冠アルバム『When We All Fall Asleep, Where Do We Go?』を、実家の寝室でLogic Pro Xと最小限の機材だけで制作したことで知られます。「寝室のLogic」を世界の頂点まで持っていった象徴的存在です。アーティスト詳細|出典: Engadget
Calvin Harris
本人が公開した「Slide」の制作映像で、ピアノ・シンセ・ギターを録音しLogic上で楽曲を組み上げる過程を見ることができます。アーティスト詳細|出典: MusicRadar
Fred again..
16歳の頃からLogic一筋。Brian Enoとの仕事もLogicの腕前が入口だったと言われ、番組出演時も一貫してLogicで制作しています(ライブ演出ではAbletonを併用)。アーティスト詳細|出典: Melodics
James Blake
キャリアを通じてのLogicユーザーで、AppleのCMにも登場。Logicにヴィンテージシンセ(Prophet ’08)やOP-1を組み合わせた制作スタイルで知られます。アーティスト詳細|出典: サウンドハウス
Jamie xx
The xxのビートメイカー。制作過程を語る番組Tape NotesでLogic付属プラグインの活用に言及し、MPK49をLogicに繋いだ制作環境が知られています。アーティスト詳細|出典: Tape Notes
Disclosure(Guy Lawrence)
Sam Smithを迎えた代表曲「Latch」のLogicプロジェクトを配信で公開し、ミックスまでLogic純正プラグインだけで仕上げたことを明かしています。アーティスト詳細|出典: MusicRadar
Kygo
母に貰ったMIDIキーボードとLogicで独学から制作を始めたエピソードがABC Newsの密着で紹介されています。以後もLogicでの制作映像を多数公開(ライブではAbleton/MainStage併用)。アーティスト詳細|出典: ABC News
Armin van Buuren
Universal Audio公式インタビューでLogic Pro使用を明言。自身のMasterClassでも、Logic上で楽曲をゼロから作る過程を20本以上の映像で公開しています。アーティスト詳細|出典: Universal Audio
Steve Aoki
「トラック制作にはLogic Proを使う。断トツで最高だ」と本人がツアーバスでの取材動画で明言。スタジオ取材でもLogic内蔵プラグインを推奨しています。アーティスト詳細|出典: Audio Media International
Tyler, the Creator
『Flower Boy』以降の近作はLogic主体で、生楽器をLogicに直接録り込む制作と複数メディアが伝えています。Reason→FL Studio→Logicと渡り歩いてきた変遷も興味深いところ。アーティスト詳細|出典: Melodics
Jon Hopkins
出世作『Immunity』の時期まではLogicがメインシステムだったことがXLR8Rのスタジオ取材で確認できます(現在はAbleton主体に移行)。Logic時代の緻密なワークフローは今も語り草です。アーティスト詳細|出典: XLR8R
なぜLogic Proが選ばれるのか
16組の顔ぶれから見えてくる理由は3つあります。第一に「Mac1台で完結する」到達点の高さ。FINNEASは寝室のLogicでグラミー4冠アルバムを作り、Ayaseは純正音源中心で「夜に駆ける」を生み、DisclosureはLatchを純正プラグインだけで仕上げました。付属コンテンツの質が、そのまま作品の質になり得ることの証明です。
第二にソングライターとの相性。ピアノやギターを弾きながら曲を書くタイプ——Calvin Harris、James Blake、Fred again..——がLogicを選ぶ傾向は明確で、「楽器の延長として使えるDAW」という性格がよく表れています。
第三にPro Toolsとの分業のしやすさ。田中秀和や浅倉大介のように「Logicで作り、Pro Toolsで仕上げる」体制はプロの現場の定番パターンです。作曲・編曲フェーズの快適さでLogicが選ばれています。
よくある質問
Q. 日本人でLogic Proを使っているアーティストは?
本記事で出典を確認できただけでも、Ayase(YOASOBI)、田中秀和(MONACA)、浅倉大介、Kan Sano、D.A.N.(櫻木大悟)の5組がいます。詳しくは本文の「日本のアーティスト」の章をご覧ください。
Q. LogicとAbletonはどちらが良い?
曲を「書く」ならLogic、ループから「組み立てる」「ライブで演奏する」ならAbletonに分があります。Ableton Live使用アーティストまとめと読み比べると、ジャンルの傾向差がよく分かります。全DAW横断の比較は使用DAWまとめ記事へ。
Q. Logic Proを使うには何が必要?
Macが必要です(Windows版はありません)。買い切りで追加課金がなく、iPad版はサブスクリプションで利用できます。まず試すなら無料のGarageBandから始めて、そのままプロジェクトをLogicに引き継ぐのが定番ルートです。
この記事の検証方法
掲載した16組は、すべて本人の発言(インタビュー・SNS・映像)、公式の制作事例、または信頼できる音楽制作メディアの記事で使用を確認したアーティストのみです(最終確認: 2026年8月)。出典を確認できなかったアーティストは掲載していません。使用DAWは時期により変わることがあり、判明している変遷は本文に明記しています。
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