はじめまして。DTM音楽研究家のイボGです。
このプラグインは、オーディオ処理の定番である、イコライザ・コンプレッサー/エクスパンダー・ゲートの機能をシンプルにまとめた便利なプラグインです。また、CPU負荷も僅かで済むため、各トラックにとりあえず挿入しておけば、基本的な調整はこれだけで完結させることができます。
近年、各メーカーからリリースされているチャンネルストリップエフェクターの先駆け製品となりますが、AudioTrackではCシリーズ譲りの効きが抜群な正確な調整が可能なデジタルエフェクトという位置付けとなります。
製品の特徴
- 効きが良いディジタルエフェクタ
- 4バンドのパラメトリックEQとコンプ・ゲートを内蔵
- Waves25周年を記念してデザインと機能が刷新!
- CPU負荷も少ないので各トラック挿しもOK
- Wavesの主要バンドルに含まれている(収録状況は公式で確認)
- 単品では定価13,860円、セール時は5,000〜7,000円台(2026年8月確認)



デジタル機器らしい正確な動作が特徴。
何をしたいかが明確な時に挿しています。
逆に帯域が不明な時などはアナライザーが付いている製品を使います。
概要・基本的な使い方
それではAudioTrackの基本的な使い方を学んでいきます。


AudioTrackの使い方を把握する
ちなみに、25周年モデルとなった際に以下の機能が強化されました。


シンプルなインターフェースでAudioTrackの左から順に操作していくだけで、狙った音作りをすることが可能になります。
EQセクション
イコライザーセクションはQ10エンジンをそのまま移植されており、基本的な使い方はQ10と同じとなります。
コンプレッサー/エクスパンダーセクション
コンプレッサーとして使用(音のピークを圧縮)する場合は、Ratioを1.01以上に設定し、逆にエクスパンダーとして使用(音のピークを引き伸ばす)場合は、Ratioを0.99以下に設定します。かなり効きが強い製品ですので、コンプレッサーとして使用する場合は、Ratioを「2:1〜4:1」の範囲で調整するのがおすすめです。
また、「Attack」と「Release」はサウンドの特徴を決定づける重要なパラメーターなので、Attackは最速から徐々に遅く、Releaseは最遅から徐々に早めていき、好みのサウンドが得られたところで停止するようにして調整していきます。
※通常は「Threshold」と「Ratio」を設定した後に、「Attack」と「Release」パラメーターを設定していきます。
ゲートセクション
ギター録音時に発生した「ジー」というバックグラウンドノイズなど、ある音量以下のオーディオ信号をカットしたい場合にゲートを使用します。多くの場合、コンプレッサー/エクスパンダーと併用して使用することで、効果的となります。
「Attack」はゲートオープン、「Rel」はゲートクローズまでのラグ時間をそれぞれ調整することができるため、実際に音を確認しながら、設定します。なお、「Floor」の値を「-∞」とした場合、信号レベルが「Threshold」以下の時に完全にミュートされる状態となります。
各パラメーター
では早速各パラメーターの動きを紹介いたします。


EQセクション
コンプレッサー/エクスパンダーセクション
ゲートセクション
インプット/アウトプットフェーダー
用途別セッティングの目安
迷ったときの出発点として、3つの定番パターンを紹介します。シグナルフロー(EQ→コンプ→ゲート)の順に、左から順番に整えていくのがコツです。
| 目的 | 設定の目安 |
|---|---|
| とりあえずのトラック整備 | EQで不要な低域をハイパス→コンプRatio 2:1で軽く揃える。CPU負荷が軽いので全トラックに挿してもOK |
| ボーカルの下処理 | EQでローカット+2〜3kHzを少し持ち上げ→コンプRatio 3:1前後。歯擦音が気になればC1 Comp/SCのディエッサーへ |
| ギターのノイズ処理 | ゲートで演奏の合間の「ジー」をカット。Floorは-∞でなく浅めに留めると自然。コンプと併用が効果的 |
まとめ(動画・販売サイトの紹介)
お疲れ様でした。気になるという方は是非本製品を使ってみてくださいね。
YoutubeのDAW LESSONチャンネルに操作方法の解説動画がありますので、掲載しておきます。
動画「基本の使い方とレビュー」
よくある質問
Q. どんなときに使うのが向いている?
「この帯域を削って、このくらい圧縮したい」と目的が明確なときの万能ツールです。アナライザーは付いていないので、帯域のあたりをつけたいときはアナライザー付きの製品と使い分けるのがおすすめです。
Q. C1シリーズと何が違う?
C1はコンプ・ゲートに特化したダイナミクス処理の専門家、AudioTrackは4バンドEQまで含むチャンネルストリップです。トラックの基本整備はこちら、サイドチェーンやディエッサーなど踏み込んだ処理はC1シリーズと使い分けます。
Q. いくらで買える?
定価は13,860円ですが、Wavesはセールが非常に多く、実売はおおむね5,000〜7,000円台です(2026年8月に複数回確認)。現在の価格は下記の公式ページで確認してください。
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