「Cubaseを使っているアーティストは誰?」——この疑問に、すべて出典付きで答えるのがこの記事です。本人のインタビュー・本人SNS・Steinberg公式のアーティスト事例など、確認できた情報源を各アーティストに明記しました。掲載は14組。出典を確認できなかったアーティストは、有名なCubaseユーザーとして語られることがある場合でも載せていません。
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Cubaseとは
Cubase は、ドイツ・Steinberg 社(ヤマハ傘下)が開発する DAW(音楽制作ソフト)です。30年以上の歴史を持つ老舗で、日本のプロの現場での採用率の高さは群を抜いています。VOCALOID との親和性からボカロP の定番でもあり、打ち込みの細かさと譜面・テンプレート機能の充実で、J-POP の作家から劇伴・ゲーム音楽の作曲家まで幅広く使われています。Windows / Mac 両対応で、エディションは Pro / Artist / Elements の3種類。
J-POP・ボカロ・エレクトロニック(10組)
中田ヤスタカ(capsule)
Perfume・きゃりーぱみゅぱみゅを手がけるJ-POPエレクトロの第一人者。Cubase VST 5の時代(2000年前後)からの長期ユーザーで、DTMステーションの直撃取材ではMacBook ProとCubaseだけで完結するライブ制作システムも公開しています。アーティスト詳細|出典: DTMステーション
Zedd
「Cubaseは断トツで最高のDAWだ。20年近く使っている」と本人がSNSで明言。14歳から一貫してCubaseで、Steinberg公式のスタジオ紹介企画にも登場しています。グラミー受賞EDMがCubaseから生まれています。アーティスト詳細|出典: 本人X
ryo(supercell)
「メルト」「ODDS&ENDS」のsupercellを率いるクリエイター。Vienna Symphonic Libraryの公式インタビューで「Cubase 6をメインで使用しています」と明言しています(2010年代前半の発言)。アーティスト詳細|出典: SONICWIRE
まふまふ
自身のYouTube生配信「MIX講座」でCubaseの画面を映しながら、付属のStudioEQやREVerenceだけでボーカルMixを仕上げる手順を実演。付属プラグイン中心の実践的な使い手です。アーティスト詳細|出典: 本人配信(解説)
Vaundy
サンレコのインタビューで「踊り子」のCubaseプロジェクト画面を公開。ドラムからボーカルまでCubase上で組み上げ、「最初から理想の音で録った方がうまくいく」と録り段階の音作りを重視する制作哲学を語っています。アーティスト詳細|出典: サンレコ
Reol
自宅での制作にCubaseを使っていることを本人がSNSで言及しています(「帰宅即Cubase」)。ボカロシーン出身らしいCubase使いです。アーティスト詳細|出典: 本人X
ヒャダイン(前山田健一)
ももクロ等への楽曲提供で知られるヒットメーカー。2008年の自身のブログでCubase SX2使用を記し、DTMステーションの取材(2018年)でもCubase Pro 9.5とVariAudioの活用を明言。10年以上のCubase使いです。出典: DTMステーション
岡崎体育
「DTM。Cubaseなんですけど」と対談で明言。初代からCubaseを、しかもプラグインを足さない素の状態で使い続けてきたという異色のスタイルです。アーティスト詳細|出典: Real Sound
石野卓球
電気グルーヴの石野卓球はSteinberg公式インタビューで「1990年から約22年Cubaseをメインに使い、乗り換えるつもりもない」と語る最古参級のユーザー。日本のテクノとCubaseの歴史はほぼ重なっています。アーティスト詳細|出典: Steinberg公式
長谷川白紙
2019年に本人SNSでCubaseへの移行を表明し、以降のサンレコ取材でもCubase前提で制作を語っています。超情報量の作編曲をCubaseで組む若手の代表格です。アーティスト詳細|出典: 本人X
劇伴・ゲーム音楽(4組)
祖堅正慶
ファイナルファンタジーXIVのサウンドを支える作曲家。Steinberg公式事例で「2000年頃にスクウェアへ転職したのをきっかけにCubaseを使うようになった」と語り、楽曲制作からサントラ用ハイレゾ書き出しまで一貫してCubaseで完結させています。アーティスト詳細|出典: Steinberg公式
得田真裕
『アンナチュラル』『グッド・ドクター』等の劇伴作家。Steinberg公式インタビューで、音源を仕込んだテンプレート機能を軸に、数十曲を同時進行させる劇伴制作の回し方を明かしています。アーティスト詳細|出典: Steinberg公式
景山将太
ゲーム音楽・劇伴の作曲家。SONICWIREの本人インタビューで、Cubase+Vienna Ensemble Pro+Spitfire音源というオーケストラ制作環境を紹介しています。アーティスト詳細|出典: SONICWIRE
鈴木Daichi秀行
数多くのJ-POPを手がけるサウンドプロデューサー。Steinberg公式のスタジオ訪問記事によれば、90年代半ばのCubase 2.0から使い続ける最長クラスのユーザーで、現在も新バージョンの情報を日常的に発信しています。出典: Steinberg公式
なぜCubaseが選ばれるのか
14組の顔ぶれから見える理由は3つ。第一に日本のプロ現場の標準機であること。Steinberg公式のアーティスト事例に日本の劇伴・ゲーム音楽の作家がずらりと並ぶ通り、スタジオ間のデータ受け渡しや長期プロジェクトの安定性で選ばれ続けています。VOCALOIDとの親和性から、ボカロ文化圏の標準でもあります。
第二にユーザーが乗り換えないDAWであること。Zeddが20年、石野卓球が22年、鈴木Daichi秀行が約30年——今回の検証で最も「使用年数」が長かったのがCubase勢です。打ち込みの操作体系が手に染み込むほど、離れられなくなるタイプのDAWといえます。
第三に大量生産に耐えるテンプレート運用。得田真裕の「数十曲同時進行」や祖堅正慶のFF14のように、量と質を両立させる職業作家の現場でこそ真価を発揮しています。一方で、Kan Sanoのように15年のCubase歴からLogicへ移った例(Logic Pro編参照)や、☆Taku TakahashiのようにAbletonへ移った例(Ableton Live編参照)もあり、制作スタイルの変化がDAWの乗り換えに表れるのも面白いところです。
よくある質問
Q. 日本人でCubaseを使っているアーティストは?
本記事で出典を確認できただけでも、中田ヤスタカ、Vaundy、まふまふ、ryo(supercell)、岡崎体育、石野卓球、祖堅正慶(FF14)など13組がいます。海外勢ではZeddが20年来のCubaseユーザーです。
Q. ボカロPにCubaseユーザーが多いのはなぜ?
VOCALOIDがヤマハ発の技術で、Steinbergがヤマハ傘下という縁から連携機能が充実してきた歴史があるためです。ボカロ全盛期の定番構成が「Cubase+VOCALOID」だったことで、その世代の作家に今もCubase使いが多く残っています。
Q. CubaseとLogicやAbletonはどちらが良い?
打ち込み主体のJ-POP・ボカロ・劇伴ならCubase、Mac完結のソングライティングならLogic、ループ主体・ライブ連携ならAbletonという棲み分けが実際の使用者からも見えてきます。全DAW横断の比較は使用DAWまとめ記事へ。
この記事の検証方法
掲載した14組は、すべて本人の発言(インタビュー・SNS・映像)、Steinberg等の公式アーティスト事例、または信頼できる音楽制作メディアの記事で使用を確認したアーティストのみです(最終確認: 2026年8月)。出典を確認できなかったアーティストは掲載していません。使用DAWは時期により変わることがあり、判明している変遷は本文に明記しています。
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