Waves OVox は「ボコーダー」と紹介されることが多い製品ですが、公式ユーザーガイドは「ボコーディングは始まりにすぎない」と書いています。この記事では、公式マニュアル7ページ目のシグナルフロー図を出発点に、OVox の中で声がどう分解され、どこへ配られているのかを整理します。図に描かれている検出器は3つ。ORS Pitch Detector、ORS Formant Detector、ORS Amplitude Detector です。
この3つの行き先を押さえると、操作の意味が一気に噛み合います。ピッチ検出はノート生成の系統へ、フォルマント検出はフォルマントフィルターへ、振幅検出は DYN VCA(Voice Dynamics)へ。そして画面下のモジュレーター列にある PT・FR・AM は、その3本の流れをそのまま外に出して、任意のコントロールへ配れるようにしたものです。
本文の仕様と数値は、Waves が配布している現行の OVox ユーザーガイド(全39ページ・2025年版)に記載がある範囲に限定しました。ページ番号は PDF の通しで、この版では誌面に印字された番号と一致します。このガイドは2020年版から改訂されており、コンポーネントの数・MIDI Out・呼称などが変わっています。変わった箇所は本文で版を添えて示します。ORS(Organic ReSynthesis)の内部処理については、Waves の公式資料が書いている表現をそのまま示し、そこから先の推測は書いていません。編集部はこの製品を所有していないため、音の印象や使用感も書きません。
カホノブが多くて手が止まる製品です。ただ、信号の流れを1枚の図として持っていれば、どのノブが何に効くかは迷いません。そこから入ります。
この記事でわかること
- 公式シグナルフロー図が示す、3つの検出器とそれぞれの行き先
- 外部キャリアにすると Note Generator・Note Mapper・Arpeggiator が使えなくなる構造上の理由
- Focus Frequency が「フィルターの範囲」ではないという、誤解しやすい仕様
- 全セクションのパラメーター範囲と、マニュアル自身が抱えている記述の食い違い
OVoxとは|何を解決する製品か
公式ユーザーガイドの冒頭は、OVox を「次世代のボーカル処理・合成スイート」と定義し、Waves Organic ReSynthesis 技術(ORS)の上に構築されている、と述べています。キーボードを使わずに声ベースの音楽的エフェクトを作れること、人の声で別の音——典型的にはシンセサイザー——を変調し、声を追いかけながら声の特徴を保った新しい音を作ること。これがボコーディングと呼ばれる、ロックやポップの録音で数えきれないほど使われてきた効果だ、という説明です。
そのうえで公式は続けます。「しかしボコーディングは始まりにすぎない」。OVox はいくつもの処理セクションを組み合わせており、ピッチ補正、ダブリング、自動ハーモナイズ、声からのコード生成が容易に実現できる。サウンドデザインやポストプロダクションの声のエフェクトにも向く、と。
公式が説明する ORS(Organic ReSynthesis)
ORS そのものの定義は、同じ技術を使う Waves 製品 Sibilance のユーザーガイドに明快に書かれています。ORS は音を基本的な要素(ピッチ、フォルマント、振幅、キャリアなど)に分解してから処理を行う技術で、そのうちのひとつを操作しても他の要素は変わらない。それらを使って、選ばれた要素を再合成する——という説明です。
OVox については、Waves Japan の製品ページが次のように書いています。「ORSは元の信号を、アンプリチュード、ピッチ、フォルマントという、音声の『コアDNA』要素にまで分解します。次にこれらの要素を再合成することで、オリジナルのボーカル表現を保持したまま、余分な副産物のない新しいボーカルサウンドを生成します」(2026年8月時点)。
ここで公式が挙げている要素の数え方は資料によって違います。Sibilance のマニュアルは「ピッチ、フォルマント、振幅、キャリアなど」と「など」付きで列挙し、Waves Japan の OVox ページは振幅・ピッチ・フォルマントの3つを挙げる。本記事では、OVox のシグナルフロー図に実際に描かれている3つの検出器(Pitch / Formant / Amplitude)を軸に説明します。ORS 一般が扱う要素が3つだけだ、とは書きません。
マニュアルが書く「どう動くか」
3ページ目の「How Does it Work?」(このページ番号だけは2020年版と同じです)の記述を追うと、構造が見えます。入力セクションが、ピッチと時間の値に基づいて「何がノートを構成するか」を検出する。検出されたノートは別のノート(あるいは複数のノート=コードやハーモニー)へマップされ、そのうえで処理される。主要な処理ユニットは2つあり、それぞれがオシレーター、ノイズジェネレーター、フォルマントフィルター、ダイナミックコントロールを備える。
そしてフォルマントフィルターの役割。モジュレーター(マニュアルはこれを Voice と呼ぶ)のフォルマントを解析し、それを使って複雑なフィルターを生成して、キャリア信号(Synth と呼ぶ)に適用する。さらに、声の元の振幅エンベロープをキャリアに強制的に載せることができ、これがボコーディングに似た効果を生む。マニュアルはこれを「歌い手の声帯が、実質的にオシレーターに置き換わる」と表現しています。
逆方向も明記されています。モジュレーターの振幅エンベロープの影響は減らすこともでき、そうするとキャリア側が前に出て、声との相関が緩くなる。この「どれだけ声に縛るか」を決めるのが、後述する Voice Dynamics です。
コンポーネントは3つです。マニュアル4ページ目と9ページ目のどちらにも「There are three OVox components」と書かれており、内訳は OVox Mono-to-Stereo/OVox Stereo/OVox Instrument(stereo)。インターフェイスは3つとも同一で、加えて DAW なしで OVox を使えるスタンドアロンアプリケーションが用意されています(9ページ目・39ページ目)。2020年版のガイドでは「There are two Vocal ReSynthesis components: Stereo and Mono-to-Stereo」と2つでしたので、Instrument 版はこの改訂でガイドに記載が加わったコンポーネントです。
4ページ目は、この OVox Instrument の使い方を独立した節として説明しています。インストゥルメントトラックか MIDI チャンネルに挿す版で、機能は他のコンポーネントと同じ。MIDI 入力を素直に受け取り、オーディオ入力はサイドチェーンとして足す形になります。ボーカルに使うときは Voice コントロールを「Sidechain」にして、声をサイドチェーン信号としてプラグインへルーティングする。サイドチェーンを設定するまでは処理する信号が無いので、Formant Filter のようなオーディオ解析系の機能は使えません。ただしその状態でも MIDI を弾けばシンセとして鳴らせる、と書かれています。オシレーターとモジュレーターだけを音作りに使う道が残る、という説明です。
設計思想:なぜこの効き方をするのか
シグナルフロー図——3つの検出器と、それぞれの行き先
マニュアル7ページ目には図が2枚あります。上が INTERNAL SYNTH(内蔵シンセ)、下が EXTERNAL CARRIER(外部キャリア)。描かれているブロックは次のとおりです。
- 外部キャリア版:外部入力 → MODULATOR(VOICE)→ そこから ORS FORMANT DETECTOR と ORS AMPLITUDE DETECTOR の2本へ分かれる
- 音の通り道:外部入力 → EXT. CARRIER(SYNTH)→ FORMANT FILTER → DYN VCA → EQ & FX STOMP → OUTPUT
- ORS FORMANT DETECTOR は FORMANT FILTER へ、ORS AMPLITUDE DETECTOR は DYN VCA へ接続される
- 内蔵シンセ版:これに ORS PITCH DETECTOR → NOTE GENERATOR → NOTE MAPPER → ARPEGGIATOR → INTERNAL SYNTH という枝が加わり、INTERNAL SYNTH が FORMANT FILTER へ入る
マニュアル本文の記述と完全に一致します。曰く「シグナルフローは両方のキャリアモデルで同じ。ただし sync note generation とピッチ検出を除く」。外部キャリアの図にピッチ検出とノート生成の枝が無いのは、そういう意味です。
この図が効いてくるのが、10ページ目の Synth Input の説明です。「Synth を Track か Sidechain に設定すると、Note Generator、Note Mapper、Arpeggiator、内蔵シンセは使用できなくなる」。理由はフロー図を見れば一目瞭然で、それらは全部「ORS PITCH DETECTOR → …… → INTERNAL SYNTH」という1本の枝の上に並んでいるからです。キャリアを外から持ってくると、その枝ごと外れます。



外部シンセをキャリアにした途端にハーモニーが作れなくなる。不具合ではなく、ノート系が丸ごと内蔵シンセ側の枝にあるからです。
PT・FR・AM は、内部の3本を外に出したもの
画面下のモジュレーター一覧には、マニュアルの表記で M1–M4、A1–A2、PT、FR、AM が並びます(27ページ目)。このうち後半3つが Organic モジュレーターで、マニュアルの説明はこうです。
- AM(Amplitude):声の振幅エンベロープを使って、プラグインの他のコントロールを操作する。エンベロープフォロワーのように働く
- PT(Pitch):声からピッチ検出を取り出す
- FR(Formant):フォルマント検出器のデータから平均値を取り出す
並べてみると、シグナルフロー図の3つの検出器と1対1で対応しています。声を分解した結果は内部処理に使うだけでなく、モジュレーションソースとしても取り出せる。マニュアルの言い方では「Organic モジュレーターは、入力信号の特性を使ってプラグインのほとんどのコントロールを変調できるようにする」ものです(33ページ目)。
この呼び名は改訂で変わったところです。2020年版のガイドはこの3つを「ORS Modulators」と呼んでいましたが、2025年版の本文は「Organic Modulators」に置き換わっています(28ページ目・33ページ目)。ORS という語自体は「Waves Organic ReSynthesis 技術(ORS)」「ORS 技術全般」といった技術名としては2025年版にも残っていて、消えたのはモジュレーター群の呼び名のほうです。7ページ目のシグナルフロー図は2020年版と同じ画像のままで、検出器のブロック名は ORS PITCH DETECTOR/ORS FORMANT DETECTOR/ORS AMPLITUDE DETECTOR。図の「ORS ○○ DETECTOR」と、本文下部の「Organic モジュレーター」の PT・FR・AM が同じ3本を指している、という対応で読んでください。
公式が挙げている使い方の例も具体的です。PT なら、EQ バンドの周波数を変調して、特定のバンドを入力ピッチに追従させる「follow-EQ(フォロー EQ)」のような効果(33ページ目。2020年版はこれを「Surf EQ」と呼んでいました)。FR なら「周波数スペクトル上でもっともエネルギーが集中している領域を検出する」用途で、例としてハーシュな音や歯擦音の検出が挙げられています(34ページ目)。
Focus Frequency は「フィルターの範囲」ではない
Formant Filter セクションについて、マニュアルは「OVox の、そして ORS 技術全般の鍵となるコンポーネント」と位置づけ、「入力信号の周波数特性を追いかけて絶えず変化する、非常に細かい EQ カーブだと考えればいい」と説明しています(21ページ目)。
そのなかで誤解されやすいのが Focus Frequency(500 Hz 〜 5000 Hz)です。これはフォルマント検出器がもっとも詳細に解析する周波数範囲を決めるもので、歌い手の声質に合わせて調整する。マニュアルは念を押しています——この設定はフィルター全体のスコープには影響せず、フィルターは常に全周波数帯域に及ぶ。「500〜5000 Hz しか処理されない」わけではありません。
隣の Q(0.1 〜 10)は、フィルターの鋭さを決めます。低い Q は滑らかで幅の広いフォルマントになり、結果としてこもった感じのフィルターになる。非常に高い Q は鋭いフィルターになり、モジュレーターとなる声のフォルマントだけでなく、その細かなピッチ構造まで追いかけます。そしてこの版には初期値が書かれています——初期設定の Q=1.4 が、自然に響くフォルマントフィルターになる(21ページ目)。2020年版のガイドにはこの初期値の記載がありませんでしたので、迷ったときの戻り先が公式に示されたことになります。注記も付いていて、非常に高い Q はモジュレーターの検出された基音に鋭いブーストを作ることがあり、キャリアのピッチとぶつかって不協和を生む、とされています。
Speed(0.1 ms 〜 5000 ms)はフィルターが状態から状態へ「モーフィング」する時間。最速ではフィルターは非常にシャープで正確、遅い設定ではにじみ(smear)が出てフィルターは滑らかになり、明瞭度は落ちる、と書かれています(22ページ目)。速度と明瞭度が同じノブの両端にある、ということです。
Voice Dynamics(DYN VCA)=声にどれだけ縛るか
Voice Dynamics の範囲は 0 〜 200。マニュアルの説明は「モジュレーター(声)の振幅がどのようにキャリアへ転写されるかを制御する」もので、基準は100%です。100% では入力音声の振幅エンベロープがキャリアに完全に強制され、キャリアはモジュレーターを正確に追跡する。値を下げていくと、モジュレーターの振幅エンベロープがキャリアに与える影響が小さくなり、キャリアは声をより緩く追いかけて、キャリア自身が前に出てくる。そして上側にも続きがあります——100% を超えると、モジュレーターのダイナミクスが拡張され、よりゲート的な効果になる(22ページ目)。0〜200 という範囲の真ん中が「声そのまま」で、そこから下は緩め、上は誇張、という三段構えです。2020年版のガイドは上限側を「最大値では完全に強制される」とだけ書いており、100% を境に挙動が変わるという説明はありませんでした。
フロー図の位置と照らすと役割がはっきりします。DYN VCA は FORMANT FILTER の直後、EQ & FX の直前。フォルマント(音色の形)を移し終えた信号に、振幅(音量の形)を後から重ねる段です。ORS が声を要素ごとに分けているからこそ、音色と音量を別のノブで別々に扱えます。
歯擦音だけが別扱いになっている
ミキサー部に Sibilance Level(-infinity 〜 +18 dB)というコントロールがあります(17ページ目・24ページ目)。マニュアルの説明はこうです。「ess」のような歯擦音は際立ったピッチを持たないが、ボーカル全体の明瞭さには不可欠である。ボコーディングの場合、歯擦音の多い語は聞き取りづらくなることがある。元のボーカルの歯擦音を混ぜると、より分かりやすい結果になる。
その隣の EXC(Exclusive)は逆向きの対処です。歯擦音が検出されたとき OVox 信号をミュートする。理由も書かれています——キャリアのシンセが倍音豊富だと、フォルマントフィルターが歯擦音で駆動されたときに不快な高いブザー音が出ることがある。EXC はフィルターにその音を無視させ、より自然な感じの結果にする。EXC はミキサー部の説明が2か所にあるぶん2回登場し、Main View 側(17ページ目)ではここで終わり、Expanded View 側(25ページ目)ではこれに「これらの音は本来ピッチを持たないので、特定の効果を狙うときだけ通すのが理にかなう」という一文が続きます。どちらにも、ピッチ補正に関する注記は付いていません。
ピッチを持たない子音は、ピッチ・フォルマント・振幅という分解の枠に素直には収まりません。混ぜ戻す(Sibilance Level)か、通さない(EXC)か。公式が用意している対処はこの2つです。
「ノートを定義すること」と「ノートをどうするか」は別
マニュアル11ページ目に、はっきりした注記があります。「Note Generation はノートとは何かを定義する話。Note Mapping はノートが定義されたあとで、それをどうするかの話」。設定項目が2箇所に分かれている理由がこれです。
Note Generator 側は、何を1つのノートと見なすかを決めます。マニュアルによれば、完全な無音より大きいエネルギーが検出されれば(ピッチのない音でも)常に新しいノートは生成される。そのうえで、Min Note(C0 〜 C2)で検出する最低音を切り、Tolerance Cents(50 〜 200 cents、Off)で「今鳴っているノートからどれだけ離れたら新しいノートにするか」を決め、Tolerance Time(1 ms 〜 1000 ms、同期時は 1/64T 〜 4 bars)で「セント範囲を超えてから新しいノートを出すまでの最短時間」を決める。
Tolerance Cents の挙動は、マニュアルの例がそのまま答えになっています。100 以上に設定していて、今 C1 が鳴っていて入力ピッチが C#1 なら、許容範囲内なので新しいノートは生成されない。入力が D1(200 セント差)なら、新しく D1 が生成される。
Note Mapper 側は、定義済みのノートを何に置き換えるか(13〜15ページ目)。キーボード上のノートは一度に最大8ノートまでマップでき、音階外のノートを音階内へ寄せてピッチを量子化することも、単音からコードやハーモニーを鳴らすこともできます。プリセットのカテゴリーは Chords、Scales、Harmonies、User Library の4つ。Spread はマップしたノートを入力ノートのオクターブ移動に追従させるモード、Fold は入力のオクターブに関係なく常に最初に設定した位置で鳴らすモードです。
この節も改訂で入れ替わっています。2020年版にあった ROOT LOCK(プラグインのプリセットを読み込んでも選んだルートが変わらないようにするスイッチ)が2025年版には無く、代わりに RECEIVE KEY が新設されました。RECEIVE KEY は「Key Detector からキーとスケールを受け取れるようにする」もので、コントロール自体はウィンドウ上部の WaveSystem ツールバーにあります(13ページ目)。プリセット閲覧中に値が動かないようにするほうは、16ページ目の MAPPER LOCK が担当しています。保存ボタンも2つに分かれ、Chords Map(どのノートがトリガーされるかをベロシティ込みで保存)と Scale(どのノートが音階外で、上下どちらへ補正するかのスナップショット)を別々に保存します(15ページ目)。
全パラメーター
以下はすべて公式ユーザーガイド(2025年版・全39ページ)に記載がある範囲です。初期値はほとんどのコントロールで記載がありません。全39ページを通して「default」という語がコントロールの初期値を指して使われているのは1か所、Formant Filter の Q(Q=1.4・21ページ目)だけでした(もう1件はスタンドアロンのテンポ設定に関する記述で、コントロールの初期値ではありません)。そこにだけ初期値を入れてあります。それ以外は範囲と選択肢だけを載せ、推測で埋めていません。
トップバー(入力・ノート生成・アルペジエーター)
| コントロール | 範囲・選択肢 | 役割 |
|---|---|---|
| Voice Input | Track / Sidechain | モジュレーターとして使う信号を選ぶ |
| Gate | -144 dB 〜 0 dB | 入力にゲートをかけ、声がノイジーなときの検出精度を上げる |
| Gain(Voice) | -30 dB 〜 +18 dB | モジュレーターの入力ゲイン |
| Synth Input | Internal / Track / Sidechain | キャリアに使う信号を選ぶ。Track か Sidechain にすると Note Generator・Note Mapper・Arpeggiator・内蔵シンセが使えなくなる |
| Drive / Gain(Synth) | Synth が Track か Sidechain のときのみ有効 | Drive は入力をクリップさせて倍音を増やす。Internal では両方とも使用不可 |
| Note Source | Voice / MIDI / Auto | Auto は両者の混合。MIDIノートが検出されると声由来のノートに優先する |
| Min Note | C0 〜 C2 | 検出する最低音。これより低いノートは鳴らさない |
| Tolerance Cents | 50 cents 〜 200 cents、Off | 新しいノートを生成するのに必要な、現在のノートからのずれ |
| Tolerance Time | 1 ms 〜 1000 ms(音符同期時は 1/64T 〜 4 bars) | セント範囲を超えてから新しいノートを生成するまでの最短時間 |
| Arp Mode | Off / 1 Oct / 2 Oct / 3 Oct / 4 Oct | 1 Oct は鳴っているノートのみ。2 Oct 以上は上のオクターブの対応音も生成する |
| Arp Direction | Up / Down / Up Down / Down Up / Up Down 2 / Down Up 2 | Up Down 2 は Up Down と同じだが最高音を1回だけ鳴らす。Down Up 2 は最低音を1回だけ |
| Arp Rate | 1/64T 〜 4 bars | アルペジエーターのノート生成レート |
OVox 1 / OVox 2(オシレーターとノイズ)
| コントロール | 範囲・選択肢 | 役割 |
|---|---|---|
| Tune | -24 〜 +24 半音(Fine は -100 〜 +100 セント) | オシレーターのピッチ。上下2オクターブ |
| Formant(メイン画面) | -12 〜 +12 半音 | フォルマントの周波数シフト。上の小ボタンで Formant Filter セクションのオン/オフ |
| Gain | -infinity 〜 +20 dB | OVox ユニットの出力ゲイン |
| OSC Shape(パッド) | — | 縦軸で矩形〜三角と倍音のロールオフ、横軸でパルス幅と偶数倍音の付加 |
| OSC Character | Classic ほか(ドロップダウン) | オシレーターの形をさらに整える IR フィルターを選ぶ。Classic 以外を選ぶと横軸がフィルターの「シフト」に変わる |
| Harmonics | 1(基音のみ)〜 1023 | オシレーターが生成する倍音の数。最大では選んだ波形の全スペクトラムを生成し、最小では第1倍音だけになってサイン波になる |
| Unison Voices | 1 〜 4 ボイス | 各ノートに対して並行して鳴るボイス数 |
| Unison Detune | 0 〜 100 セント | ユニゾンボイス間のピッチ差 |
| Unison Spread | 90 が最も広い | ユニゾンボイスのステレオ配置 |
| Noise Level | -infinity 〜 0 dBFS | フォルマントフィルターへ送るノイズ量。ADSR 1 か 2 に接続される(上のボックスを右クリックで切替) |
| Noise LP/HP | -1 〜 +1 | ノイズの色を決める |
Formant Filter とシンセ設定
| コントロール | 範囲・選択肢 | 役割 |
|---|---|---|
| Focus Frequency | 500 Hz 〜 5000 Hz | フォルマント検出器がもっとも詳細に解析する範囲。フィルター全体のスコープは変わらず、常に全帯域に及ぶ |
| Q | 0.1 〜 10(初期値 1.4) | フィルターの鋭さ。低いと滑らかで幅の広いフォルマントになりこもって聴こえ、非常に高いと声のフォルマントに加えて細かなピッチ構造まで追う。初期値の 1.4 が自然に響く、とマニュアルに記載 |
| Formant Shift | -12 〜 +12 半音 | フォルマントフィルター全体をスペクトル上でずらす。マイナスは深い声、大きなプラスは子どもの声のようになる |
| Speed | 0.1 ms 〜 5000 ms | フィルターが状態間をモーフィングする時間 |
| Voice Dynamics | 0 〜 200 | 声の振幅エンベロープをどれだけキャリアに転写するか。100% で完全追従、下げるとキャリアが前に出る、100%超はモジュレーターのダイナミクスを拡張してゲート的になる |
| Pan | -45º 〜 +45º | OVox ユニットの定位 |
| Gain | -infinity 〜 +20 dB | OVox ユニットの出力ゲイン |
| Mono | オン/オフ | シンセボイスを1つに強制する |
| Follow Pitch | off / on / auto | モジュレーターの元のピッチカーブを内蔵シンセに強制する。auto は声由来のノートのときだけ有効になる |
| Bend Range | 0 〜 48 半音 | MIDIキーボードのピッチホイールで曲げられる幅 |
| Portamento | Legato / Always / Off | Legato はレガート時にエンベロープをリセット、Always は全ノート間でスラー |
| Portamento Time | 0.1 ms 〜 5000 ms | ピッチグライドの時間 |
| Global Pitch | -48 〜 +48 半音(Fine は -100 〜 +100 セント) | 補正後のボーカル全体を移調する(24ページ目) |
| MIDI Out | オン/オフ | オンにすると、内蔵シンセへ送られている MIDI ノートが OVox の MIDI 出力に出る。DAW がプラグインからの MIDI 受信に対応していれば、そのノートで他の音源を鳴らせる。出るのは Note Mapper と Arpeggiator を通ったあと、シンセに入る直前の最終段のノート(24ページ目) |
ミキサーと出力
| コントロール | 範囲・選択肢 | 役割 |
|---|---|---|
| Modulation(マクロ) | 0 〜 100 | ADSR を除く全モジュレーターの総量。最小ではモジュレーションが無くなり、音が静的になる |
| Effects(マクロ) | 0 〜 100 | エフェクトセクション全体のドライ/ウェットバランス |
| Sibilance Level | -infinity 〜 +18 dB | 入力の声から検出した元の歯擦音を混ぜる量 |
| EXC(Exclusive) | オン/オフ | 歯擦音が検出されたとき OVox 信号をミュートする |
| Voice Correction(Voice Tune) | Natural / Hard / Notes / Off | ドライのボーカル経路にピッチ補正をかける。Natural は Note Mapper に従って量子化(Note Mapper がオフならクロマチック補正)、Hard はノート間の移行が速い、Notes は入力ノートに強制する |
| Voice Tune ハイパスフィルター | 20 Hz 〜 20,000 Hz | Voice Correction の右にある小ノブ |
| Voice Level | -infinity 〜 +6 dB | Voice Input で設定された元の声を混ぜる |
| Synth Level | -infinity 〜 +6 dB | OVox 1・2 の2つのシンセを、フォルマントフィルターの前で混ぜる |
| OVox Level | -infinity 〜 +6 dB | OVox 1 と 2 の合計。フォルマントフィルターを通った、主たる「ボコーダー」信号 |
| Tone | -30 〜 +30 | 出力段のチルトフィルター。明るさ/太さの微調整 |
| Output Level | -30 dB 〜 +6 dB | ステレオ出力 |
| Limiter | オン/オフ(しきい値は 0 dBFS に固定) | プラグインの最終段。出力保護のため |
モジュレーター
マニュアルは「OVox には4種類のモジュレーターがある」と書き(28ページ目)、「Modulation Types」の下に見出しとして立てているのは MODS 1–4、ADSR 1・2、Organic モジュレーター(AM・PT・FR)の3つです。加えて別項(36ページ目)に MIDI コントロールチェンジ・モジュレーションが説明されています。
| コントロール | 範囲・選択肢 | 役割 |
|---|---|---|
| MODs 1–4 / Type | LFO / SEQ | SEQ の値は -24 〜 +24 の整数に量子化される(Tune や Frequency に深さ100%で割り当てたとき半音を表す)。LFO では Rate が1周期の時間、SEQ では1ステップの時間になる |
| MODs / Trigger | Sync / Retrigger / Legato / Poly / Free(5状態) | Sync はホストのBPMと再生位置に同期、Poly はノートごとに独立したモジュレーションを与える、Free はリセットしない |
| MODs / Play Mode | One Shot / Loop / Seesaw / Hold(4種) | Seesaw はサイクル内を往復、Hold は現在位置で一時停止する |
| MODs / Steps | 2 〜 16 ステップ(SEQ モードのみ) | シーケンサーのステップ数。2020年版のガイドは 1 〜 16 と書いていた |
| MODs / Rate | 0.06 Hz 〜 30 Hz、または 1/64 bar 〜 8 bars | Rate Sync のオン/オフで表示単位が切り替わる。下限は2020年版の 0.1 Hz から下がった |
| MODs / Warp | 0.1 〜 100(1 が線形) | 1未満は遅く始まって終盤で加速、1超は速く始まって終盤で減速する |
| MODs / Smooth | 1 ms 〜 1000 ms | 変調カーブの平滑化。低いとクリックが出ることがある |
| MODs / Level | 0 〜 1 | 0 でモジュレーションが起こらなくなる |
| ADSR 1・2 | Attack / Decay / Release:0.1 ms 〜 10,000 ms、Sustain:0 〜 1、Curve:0.1 〜 10(1 が線形) | 入力ノートでトリガーされる。A1 は通常、内蔵オシレーターとノイズジェネレーターのゲインに接続されている |
| AM(Amplitude) | Attack:0.1 〜 1000 ms、Release:0.1 〜 1000 ms、Level:0 〜 +2 | 声の振幅エンベロープを取り出す |
| PT(Pitch) | Smooth:0.1 〜 1000 ms、Offset:-1 〜 1、Level:0 〜 +2 | 声のピッチ検出を取り出す |
| FR(Formant) | Smooth:1 ms 〜 1000 ms、Offset:-1 〜 1、Level:0 〜 +2 | フォルマント検出器のデータの平均値を取り出す |
| MIDI CC ソース | Velocity / Keyboard / Pitch Wheel / Mod Wheel / AfterTouch / Poly AfterTouch | 画面下のバーには出ず、モジュレーションスロットのドロップダウンから選ぶ。ポリフォニックアフタータッチは対応コントローラーでのみ動作する |
EQ とエフェクト
| コントロール | 範囲・選択肢 | 役割 |
|---|---|---|
| EQ | 4バンド | プラグインの出力段に置かれ、全バンドを変調できる |
| EQ / Band Type | Bell / LoShelf / HiShelf / HP / LP | パラメトリック部のアイコン、または修飾キーを押しながらバンドマーカーをクリックして切り替える |
| EQ / Gain | -30 dB 〜 +30 dB | バンドのブースト/カット |
| EQ / Frequency | 20 Hz 〜 20,000 Hz | 中心周波数、フィルター使用時はカットオフ |
| EQ / Q | 0.26 〜 13 | 高いほど帯域が狭い |
| エフェクト枠 | 1インスタンスにつき最大5つ | 各エフェクトは固有の2つのコントロールと Mix を持つ。ドラッグで順序を入れ替えられる |
| エフェクト / Mix | 0% 〜 100% | 各エフェクトのドライ/ウェット。すべての Mix は変調できる |
| Flavor | エフェクトごとの内部プリセット | エフェクト名の隣の下向き矢印から開く。Limiter エフェクトには Flavor コントロールが無い |
エフェクトの数について、マニュアルの記述は一致していません。37ページ目の本文は「OVox のために設計された7つのエフェクトがある」と書きますが、直後の「AVAILABLE EFFECTS」の箇条書きに並ぶのは AutoPan、Chorus、Compressor、Delay、Distortion、Reverb の6つです。同じページの Flavor の説明には「Limiter エフェクトには Flavor コントロールが無い」とあり、箇条書きに無い Limiter の存在が示唆されています。7つ目が Limiter だと読むのが自然ですが、公式の一覧に載っていない以上、本記事では確定として扱いません。この食い違いは2020年版から2025年版まで、そのまま残っています。
用途別・設定の始点
下の表はすべて、マニュアル5ページ目の Setup と、各コントロールの説明に書かれている手順です。編集部が試した設定ではありません。
| やりたいこと | 公式が示す手順 |
|---|---|
| とにかく音を出す | オーディオトラックにそのまま挿す。キャリアは自動生成され、追加のルーティングは不要。Voice Input の Gate と Gain で、低レベルのアーティファクト・かぶり・マイクのフィードバックを避けつつ入力レベルを決める |
| MIDIキーボードで演奏する | MIDI/インストゥルメントトラックに開く → Note Source を MIDI か Auto → Voice の入力を Sidechain → DAW でボーカルトラックをサイドチェーン入力へ送る |
| MIDI制御のオーディオプラグインとして使う | オーディオトラックに開く → Note Source を MIDI → DAW で新しい MIDI/インストゥルメントトラックを作る → そのトラックをプラグインの MIDI 入力へルーティングする |
| インストゥルメントトラックで使う | OVox Instrument(stereo)コンポーネントを挿す → Voice コントロールを Sidechain にして、声をサイドチェーン信号として送る。サイドチェーンを設定するまで Formant Filter などの解析系は使えないが、MIDI を弾けばシンセとして鳴る(4ページ目) |
| 声から作ったコードで外部音源を鳴らす | Synth Settings の MIDI Out をオンにして、DAW 側でプラグインの MIDI 出力を別の音源へルーティングする(DAW がプラグインからの MIDI 受信に対応している場合)。出るのは Note Mapper と Arpeggiator を通ったあと、シンセに入る直前のノート(24ページ目) |
| 外部の音をキャリアにする(トークボックス的) | オーディオトラックに開く → Synth を Sidechain → 外部キャリアをサイドチェーン入力へ → Synth Input の Drive と Gain でレベルと倍音を調整。内蔵シンセはオフになる |
| ピッチ検出を安定させたい | Min Note を上げる。マニュアルの例は「歌い手が最低音域で歌わないなら C1 に設定する」 |
| ノートが細かく切り替わりすぎる | Tolerance Cents と Tolerance Time を上げて、新しいノートと見なす条件を厳しくする |
| ボコーダーで歌詞が聞き取れない | Sibilance Level で元の歯擦音を混ぜる |
| 歯擦音のところで高いブザー音が出る | EXC をオンにして、歯擦音のときは OVox 信号をミュートする |
| キャリアの音色をもっと出したい | Voice Dynamics を下げる。100% で声に完全に追従し、下げるとキャリアが前に出る(上げると 100% 超でゲート的になる) |
| 音が静的に感じる | Modulation マクロを上げる。最小ではモジュレーションが一切かからない |
| まず全体を掴みたい | ファクトリープリセットを読み込み、コントロールがどう設定されているかを見る。マニュアルが推奨する学び方 |



迷いどころは Voice Dynamics です。声に縛るほど言葉は残り、緩めるほど楽器になる。どちらが正解かは曲が決めます。
似た製品との使い分け
OVox の位置づけを考えるとき、比較対象は「ボコーダー」ではなく、ORS を使う他の Waves 製品に取ると分かりやすくなります。ORS は音をピッチ・フォルマント・振幅などの要素に分解し、ひとつを操作しても他は変わらない、という技術でした。この分解を何のために使うかが製品ごとに違います。
たとえば Sibilance は、同じ ORS を使いながら、Formant Weight という要素を検出と操作に使ってディエッシングを行う、とそのマニュアルに書かれています。分解した要素のうち1つだけを、1つの目的のために使う設計です。OVox は逆に、3つの検出結果を内部処理に使ったうえで、PT・FR・AM としてユーザーにも開放している。同じ土台の上で「絞る」か「開く」かが分かれています。
実務的な線引きはこうです。ピッチ補正だけが目的なら、OVox の Voice Correction は目的に対して周辺機能が多すぎます。逆に、声を音源として鳴らしたい・声からコードを作りたい・声で他の楽器を鳴らしたいという要求が1つでもあるなら、Note Mapper と外部キャリア入力、そして2025年版のガイドで新たに記載された MIDI Out を持つ OVox が担当範囲です。とくに MIDI Out は、声から作ったコードを OVox の中で鳴らしきらずに、DAW 上の別の音源へ渡せるようにするものなので、「OVox の音は使わないが、OVox のノート生成は使いたい」という組み方が説明されるようになりました。
出力段には4バンドの EQ とエフェクト枠が付いていますが、これは「仕上げまでここで済ませる」ためのものというより、変調できる EQ とエフェクトが同じ画面にあることに意味があります。EQ のバンド周波数を PT で声のピッチに追従させる——マニュアルが例に挙げる「follow-EQ」は、外部の Q10 のような固定 EQ では作れません。
よくある質問
DAW なしで使えますか?
使えます。マニュアル9ページ目のコンポーネント欄に「DAW なしで OVox を使えるスタンドアロンアプリケーションもある」と記載があり、39ページ目に専用の節が置かれています。Windows なら ASIO、Mac なら Core Audio のドライバーが必要で、アプリ本体は Waves Applications フォルダーの中。設定は File メニューから開き、出力・入力デバイス、使用チャンネル、サンプルレート、オーディオバッファサイズ、MIDI 入力デバイス、テンポを指定できます。ただし Windows では、サンプルレートとバッファサイズをこのパネルから変更できません(アプリを閉じ、ドライバー側のコントロールパネルで変更してから起動し直す、と書かれています)。音が詰まったときのための All Notes Off も File メニューにあります。
プラグインとしてのコンポーネントは OVox Stereo/OVox Mono-to-Stereo/OVox Instrument Stereo の3つで、インターフェイスは同一です(9ページ目)。2020年版のガイドでは Stereo と Mono-to-Stereo の2つでした。
外部のシンセをキャリアにできますか?
できます。Synth を Sidechain にして、DAW から外部キャリアをサイドチェーン入力へ送ります。マニュアルはこの使い方を「トークボックスのように」と表現しています。ただし引き換えに、内蔵シンセに加えて Note Generator・Note Mapper・Arpeggiator が使えなくなります。ハーモニーやコード生成を併用したい場合は、内蔵シンセを使う構成にする必要があります。
エフェクトはいくつ挿せますか?
1つのプラグインインスタンスにつき最大5つです。各エフェクトは固有の2つのコントロールと Mix(0%〜100%)を持ち、ドラッグで順序を入れ替えられます。なお、選べるエフェクトの総数についてはマニュアル内で記述が食い違っており(本文は7つ、一覧は6つ、別項に Limiter が登場)、確定した数はここでは書きません。
モジュレーションは何に割り当てられますか?
マニュアルの表現は「プラグインのほとんどのコントロール」です。割り当ては、画面下のモジュレーターのラベルを掴んで動かすと、割り当て可能なコントロールが青い枠で表示されるので、そこへドロップします。ドロップすると、そのコントロールの下にあるモジュレーションスロットに入るので、そのスロットを縦にドラッグして変調の深さを決める。解除は、埋まっているスロットを右クリックして「None」を選びます。注意点として、ミキサーの Modulation マクロはADSR を除く全モジュレーターの総量なので、ADSR による変調はこのマクロを絞っても残ります。
まとめ
- 公式シグナルフロー図の検出器は3つ。ピッチはノート生成の系統へ、フォルマントはフォルマントフィルターへ、振幅は DYN VCA へ向かう。この対応を掴めば、どのノブが何に効くかで迷わない。
- 画面下の PT・FR・AM は、その3本をモジュレーションソースとして開放したもの(2025年版の呼び名は Organic モジュレーター)。ORS を内部処理としてだけでなく、ユーザーの道具として使わせるのが OVox の設計。
- Focus Frequency は解析の詳しさであってフィルターの範囲ではない。Voice Dynamics は声に縛る強さ。この2つの誤解を外すだけで、音作りの見通しは大きく変わる。



ノブの数に圧倒される前に、図の3本の線を覚えてください。あとは全部、その3本のどれかに紐づいています。
最新の仕様と現在の価格は、Waves Japan の OVox Vocal ReSynthesis 製品ページで確認してください。バンドルへの収録状況も改編されるため、購入前に公式で確認するのが確実です。






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